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ERIC CLAPTON JAPAN TOUR 2014@日本武道館

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エリック・クラプトンの来日公演に行ってきました。
2009年の単独ツアーで初めて見て、2011年のスティーヴ・ウィンウッドとのツアーに続き
今回で観るのは三回目になります。
一度見てしまうと、また会いたくなる、そんな人だと思います。

定刻を15分近く過ぎるとエリックが登場。
黒いストラトキャスター、ブラッキーを抱えると“Tell The Truth”のリフを弾き始めます。
いきなりドミノス!
ギターソロになると魂を打ち抜かんばかりの音を響かせます。
エリック、弾きまくり。今回のバンドはギターが一本だけなので、聴こえるのはエリックのギターだけです。
ツアーのポスターになった70年代の写真そのままの身体の角度。
本当にしびれました。

序盤から“Key To The Highway”や“Hoochie Coochie Man”といった
定番ブルースも飛び出します。
ネイザン・イースト、スティーブ・ガットの世界最高のリズム隊に支えられた演奏がたまりません。
思わず合いの手の歓声を上げる人が続出。
60年代の若き日からブルースを追い求め続け、彼の影響で一体どれほどの人が
ブルースの世界に触れたことでしょうか。
そんな人が今も目の前でブルースを演奏して聴かせてくれています。

コードストロークからあの有名なイントロに流れ込んだ“Wonderful Tonight”。
先ほどのブルースから一転、うっとりさせてきます。
その次は“After Midnight”。ソロ・ファーストに入ったダンスチューン。
誰もが楽しめる、ポップな側面を押し出してきます。

ライヴ中盤は椅子に座ってのアコースティックコーナーです。
いかにもブルースな小さめの青いマーティンを使っていました。
アコースティックコーナーでは定番の“Driftin’”から始まります。
最近ようやく「EC was Here」という74,75年のライヴアルバムを聴いたため、
この曲はとても楽しみでした。
“Nobody Knows You When You’re Down & Out”では会場が手拍子で一体となり、
とても温かい雰囲気になりました。力強く、優しいエリック。
そして“Layla”の「Unplugged」バージョン!
誰もが知っているアコースティックギターの渋いイントロが鳴った時に歓声が上がりました。
今日はギターが一本だから、“Layla”はどうやってやるんだろうと思っていた矢先。
まさか「Unplugged」を生で聴ける日が来るとは。
エリックの歌い回しも、女性コーラスも、あのままでした。感動。
続いて、これまたまさかの“Tears In Heaven”。
これもやらない印象があったのでびっくりでした。
ボサノヴァやレゲエな南国系のアレンジを加えた感じで、より天国的な響きがありました。
はい。この大サービスのアコースティックコーナー、「Unplugged 」デラックス・エディションの
プロモーションでしょうか?(笑)
とにかく、物凄く良かったです。

エリックが椅子から立ち上がり、再びストラトに持ち替えると
キーボードのポール・キャラックが“How Long?”を歌います。
エリックより声が出ているし、やたらと上手いのが気になります。
結局彼はこのライヴで3曲も歌いました。
僕は全く知らなかったのですが、スクィーズや様々なバンドに参加した経歴のある
シンガーソングライターだそうです。

この日一番強く歪んだギターが響き、始まったのは“Crossroads”。
エリックが最も敬愛するロバート・ジョンソンの曲。
有名なリフをクリーム時代の彼が編み出し、ロックファンにも愛される曲になりました。
魂のギター、歌でした。この曲を演奏し続けるのはエリックにとって本当に大きな意味があるのでしょう。
曲が終わると、間髪入れずに“Little Queen Of Spades”を弾き始めます。
ロバート・ジョンソンを立て続けに。
美しく、本当に完璧で、これほど力強い音色を他に聴いたことはありません。
二人のキーボードがソロを回して熱を増していき、最後にエリックが最高に熱いギターソロを弾く。
このジャズのようなソロ回しはライヴの随所で見られました。

“Cocaine”が始まると、これでラストとわかります。
ただただ圧倒されていて、とても短く感じたライヴでした。いつまでも聴いていたい。
エリックの気合い、終始弾きまくりのギター。大サービスのセットリスト。
お約束の“Cocaine!!!”をみんなで叫んで終わります。

何をやるんだろうと期待したアンコールは、ポール・キャラックの歌う
“High Time We Went”の一曲で終わりました。
エリックがギターを早々と置いてステージ中央にみんなが集まるよう呼びかけますが、
バンドメンバーが明らかに躊躇していたのが面白かったです。
バッキングに回ってギターを黙々と弾く時間も、エリックには必要なのだと思いました。
当然ながら、リズムギターもめちゃくちゃかっこよく弾く人です。

ライヴが終わったあと、ツアーパンフレットを読みましたが
なかなかさびしいことが書いてありました。同時に、どれだけ彼が音楽を愛していて
どれだけファンのことを大事に思っているかを感じました。
また日本に戻ってきて、とんかつを食べて、ライヴをしてください。
初の来日公演から40年、日本での200本目のライヴ、本当に最高でした。

01.Tell The Truth
02.Key To The Highway
03.Pretending
04.Hoochie Coochie Man
05.Honest Man (Paul Carrack / Vocals)
06.Wonderful Tonight
07.After Midnight
08.Driftin’
09.Nobody Knows You When You’re Down & Out
10.Alabama Woman
11.Layla
12.Tears In Heaven
13.How Long? (Paul Carrack / Vocals)
14.Before You Accused Me
15.Crossroads
16.Little Queen Of Spades
17.Cocaine
- encore -
18.High Time We Went (Paul Carrack / Vocals)

Eric Clapton(Gt.Vo) / Paul Carrack(Key.Vo)
Chris Stainton(Key) / Nathan East(Ba) / Steve Gadd(Dr)
Michelle John(Chor) / Shar White(Chor)
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by modsmiley | 2014-02-22 00:39 | 音楽

星野 源 ワンマンライブ "STRANGER IN BUDOKAN"

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星野源さんの武道館公演に行ってきました。
2012年の年末にくも膜下出血で活動休止し、2013年7月に予定されながらも再度の活動休止により
延期された復活のライヴでした。
源さんにとって本当に久しぶりのライヴで、ファンも待ちに待った日です。
申し込んだチケット抽選は全敗、もちろん一般販売も瞬殺という事態でしたが、
運よく直前にチケットを譲ってもらい行くことができました。

定刻過ぎに暗転すると、源さんがセクシーナース二人に連れられ武道館のステージに登場します。
嬉しそうにピースをしています。
去っていくナースのスカートの中を覗こうとして、早速笑いを取る源さん。

ギターを抱えるとアルバム「STRANGER」の一曲目の“化物”が元気よく始まります。
マリンバの響きが楽しく、最高のスタートです。
何より源さんが元気に歌っている姿だけで胸がいっぱいになりました。

ペダルスティールを中心にマルチに弦楽器を操る高田漣さん、ベースの伊賀航さん、
サケロックのドラマー伊藤大地さん、グッドラックヘイワの野村卓史さんのお馴染のバンドメンバーに加え、
高野寛さんがギターで加わっています。

シングルのカップリング曲“ダンサー”で小気味よく繋ぎ、映画「聖☆おにいさん」の主題歌“ギャグ”。
正直あまり良さがわかっていなかった曲ですが、勢いとエレキギターの効きが新鮮でライヴ映えする曲でした。
かっこいい!
そして“パロディ”では「こんなメロディ」を大合唱。とてもピースフルです。

“くせのうた”
源さんのファーストソロアルバムが出る時に、細野晴臣さんのイベントで弾き語りを聴いて
凄く感動したことを覚えています。
サケロックや俳優の活動をそれほど知らなかった僕にとっては、この曲が源さんとの出会いでした。
あの時は一緒に写真も撮れるような小さな会場だったけれど、今日は武道館でフルのバンド演奏です。
源さんはES-335を抱えて、ほとんど弾かずに歌っていました。
小さな会場でも、大きな会場でも、変わらない温かさがあります。
さびしいと叫ぶには僕はあまりに下らない。

源さん、エレキギターはサンバーストと黒の二本のES-335で、アコギはJ-45辺り?を使っていて、
もっぱらGibson使いになっていました。
いつものフルアコ、出て来なかったな。(あれもGibsonですね)

途中、「一流ミュージシャンからお祝いメッセージが届いております」とのことで、
一流ミュージシャンに扮した芸人の方々のパフォーマンスがスクリーンに映される一幕もありました。
バナナマンや椿鬼奴さん、森山中の黒沢さんや友近さんなど、層々たる顔ぶれ。
貴重な映像でした(笑)

ライヴ中盤はアコースティックコーナー。
見る側も座って、や“電波塔”やナンバーガールの“透明少女”のカバーをゆったりと聴きました。
源さんの歌は、座って心を落ち着かせて聴くのがとても合っています。
時に目を閉じたり、あるいは眠気までも感じながら。
“透明少女”をやる前には、入院中に起こったナースとの触れ合いについて面白おかしく語っていました。
普通に考えたら恥ずかしいことも、入院中には当たり前のように起こるんですよね。

バンド編成に戻ってきらびやかなミラーボールが回る中、“レコードノイズ”。
入りを間違えてやり直して笑いを取っていました。大好きな曲です。
そして観客を「スタンドアッププリーズ!」と立たせ煽ってから“ワークソング”。
終盤に向け加速していきます。

“フィルム”はイントロが鳴った瞬間に歓声が上がります。
僕もライヴで聴きたいとずっと思っていた曲でした。
「笑顔のようで 色々あるな この世は」
「どんなことも 胸が裂けるほど 苦しい」
「声をあげて 飛び上がるほどに 嬉しい」
凄く共感してしまいます。そんな詞を源さんが力いっぱいに歌ってくれています。

“生まれ変わり”ではキセルの辻村豪文さん他三人の豪華なコーラス隊が加わります。
あの転調するところでコーラスが重なっていく様は今夜のハイライトでした。
“知らない”“夢の外へ”はストリングス隊にホーン隊にフル稼働で盛り上がりました。
武道館にふさわしいスケールです。
“夢の外へ”はもはや源さんの代表曲で、今この場所で演奏し歌うことのできる喜びに溢れていました。
スペースがあれば踊りたかったです。

アンコールがあることをバラしつつ、本編は“ある車掌”で静かにしっとりと終わります。
アルバム「STRANGER」、本当に良い曲が多いなぁ。
再びセクシーナースが登場し、源さんの手を引いて戻っていきました。

アンコールはナレーションから始まります。
療養中にWiiカラオケを購入し、自宅で歌いまくっていた源さん。そして運命の曲に出会ったそうです。
それを武道館のアンコールで歌いたい!と始まったのは…
“君は薔薇より美しい”
イントロに乗って白パンツ黒ジャケットにサングラスをかけてロン毛になった源さんが登場です。
もはや誰だかわかりません(笑)
そして熱唱!キレの良いダンス!
「変わったー!」の前に必ず一回転していました。
曲の途中で勢いのままメンバー紹介。大地さんと野村さんの時に「一緒にここに立てて嬉しいぜ」
と言っていたのが印象的でした。
「ニセ明です!」と叫んだ壮大なカラオケ(?)は終始笑わせっぱなしで、
「次でラストの曲なんで!」と言いながら再びナースに連れられ戻っていきました。

源さんが去るとすぐにスクリーンに映画「地獄でなぜ悪い」の映像が流れます。
僕も観ましたが、本当に面白い映画でした。
映画のタイトルが大写しになると“地獄でなぜ悪い”のホーンを強調したイントロが鳴り響きます。
そしてボーダーの緑ポロシャツにチノパン、刀を持った映画の衣装そのままの源さんが走って登場!
これ以上ない最高の展開。客電もついて、源さんもハンドマイクと刀でお祭り騒ぎです。
この曲、本当に最高です。大盛り上がりのラストでした。

二時間半、盛りだくさんの内容でした。
こんなに笑って楽しくて、温かくて感動して、
それでいて日常の延長を感じる武道館ライヴは稀ではないでしょうか。
とにかく全開、全快でした。星野源さん、完全復活!!

01. 化物
02. ダンサー
03. ギャグ
04. パロディ
05. くだらないの中に
06. 湯気
07. ステップ
08. 季節
09. くせのうた
10. スカート
11. キッチン
12. 電波塔
13. 透明少女
14. レコードノイズ
15. ワークソング
16. フィルム
17. 生まれ変わり
18. 知らない
19. 夢の外へ
20. .ある車掌
- encore -
21. 君は薔薇より美しい
22. 地獄でなぜ悪い
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by modsmiley | 2014-02-17 00:15 | 音楽