Into Tomorrow

modsmiley.exblog.jp
ブログトップ

<   2011年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧

Jane Birkin sings Serge Gainsbourg "VIA JAPAN"@東京国際フォーラム ホールC

e0230671_16491461.jpg

ジェーン・バーキンの来日公演へ行ってきました。
震災直後、家族の反対を押し切って緊急来日をしてくれましたが、それに続いて再び来てくれました。
僕はといえばジェーン・バーキンはベストと少しを聴いているレベルで、女優としての彼女は「欲望」で無名時代の姿を見ただけでした。
しかしながら60年代から現在に至るまでファッションアイコンとしての彼女は僕の目にもとても魅力的でした。
今回は元夫のセルジュ・ゲンスブールの曲のみを歌うということで、映画「ゲンスブールと女たち」で彼の音楽と人間としての魅力を感じた僕にとっては是非とも体感したい公演でした。

30分遅れて開演し(当日券の入場者が多かったそうです)、第三ボタンまで開けた白いブラウスと黒い太めのパンツ、スニーカーのジェーンが現れました。
シンプルでかっこいい、ジェーンそのままでした。強いていえばパンツが細ければもっと良かったと思います。

声はCDで聴く声と変わらず、年齢を感じさせないものでした。
線が細く声量もないと想像していましたが、実際にはよく通る声で歌唱力も素晴らしかったです。
「女優が歌う」レベルではなく、それは本物のプロシンガーでした。

スタンドマイクの前で片手をポケットに入れて歌ったり、あるいはハンドマイクでリズムを取りながら歌ったり、ステージの前方に腰掛けて歌ったりと、様々な姿を見せてくれました。
マイクスタンドを自分で移動させて、動くときは常に小走り。
曲の終わりには顔をくしゃくしゃにして笑う。
とてもキュートでした。キュートという言葉はこの人のためにあるのではないでしょうか。
その姿、また笑顔から溢れるパワーはとても輝いていて、見ているだけでこちらも元気になりました。

今回の公演に集められたバックミュージシャンは全員が日本人で、前回の来日の時に緊急に集められたメンバーでした。
ピアノ・バンマスの中島ノブユキさんを中心に、ヴァイオリン、ホーン、ドラムで構成されていました。
リハーサルを相当に重ねただけあって、息もぴったり。
特にバイオリンとホーンの調和がたまらなく良かったです。
日本の一流ミュージシャンの実力を感じました。
ジェーンもとてもバンドを信頼し愛している様子が伝わってきました。

曲の合間には頻繁にセルジュの名を口にし、今も愛していて彼の魅力を伝えたいという想いが溢れているようでした。
この公演を通して聴いてみて、セルジュがいかに優れたソングライターであったかを強く実感しました。

後半では客席に降りてきて、列と列の間を通る場面もありました。
僕の席の方へは来ませんでしたが、一人一人に握手をしたりハグをしたりと、とても温かい時間でした。

プログラム通り21曲を歌い上げ、アンコールでは3曲を歌ってくれました。
体いっぱいに手を振って、“Bless you.”と何度も祈ってくれました。ジェーンの日本への想いが伝わってきて胸が熱くなりました。
とても優しい2時間の公演でした。ジェーン、ありがとう。

01.Requien pour un con - 馬鹿者のためのレクイエム
02.Tombee des nues - トンベ・デ・ニュ
03.Di Doo Dah - ディ・ドゥ・ダー
04.En rire de peur d'etre obligee d'en pleurer - おびえた笑顔
05.Marilou sous la neige - 雪の下のマリルー
06.Amour des feintes - いつわりの愛
07.Le couteau dans le play - プレイ・ナイフ
08.Ballade de Johnny Jane - ジョニー・ジェーンのバラード
09.Con c'est con ces consequences - さよならは早すぎる
10.Classee X - X型クラセックス
11.Ces petits riens - ささいなこと
12.Une chose entre autres - 別離の歌
13.Comic strip - コミック・ストリップ
14.Les amours perdues - 失いし恋
15.Jane B - ジェーンB.私という女
16.Mon amour baiser - キスのテクニック
17.Ah melody - アー!メロディー
18.Fuir le bonheur de peur qu'il ne se sauve - 虹の彼方
19.Haine pour aime - 愛のイニシャル
20.Baby alone in Babylone - バビロンの妖精
21.Les dessous chics - シック
- encore -
22. La chanson de Prévert - プレヴェールに捧ぐ
23. L'aquoiboniste - 無造作紳士
24. La Gadoue - ぬかるみ
[PR]
by modsmiley | 2011-11-28 16:59 | 音楽

斉藤和義 LIVE TOUR 2011-2012“45 STONES”@千葉文化会館

e0230671_16445799.jpg

斉藤和義さんのライヴに行ってきました。
今までジョン・レノンや忌野清志郎さんのトリビュートライヴで何回も見てきましたが、単独ライヴは今回が初めてでした。

千葉文化会館は小さなホール会場で、ここで和義さんを見れることは嬉しかったです。
誘って下さった方が良席のチケットを持っており、11列目のど真ん中で見ることができました。

入場口が狭いせいで開演時間ぎりぎりまで入場が終わらず落ち着かない雰囲気でしたが、10分押しぐらいで始まりました。
「一曲目はWould you join me?」というように曲目までアナウンスされると、舞台幕が上がりました。

ギブソンに特別に作ってもらったというゴールドトップのレスポールを唸らせ歌う和義さん。しびれました。
近くで見ると本当に背が高く、貫禄がありました。
バンドはただのバックバンドの域ではなく、彼のこだわりを感じる斉藤和義バンドといった一体感を見せていました。

最新アルバム「45 STONES」からの二曲のあとは、10年前の曲と紹介があり「35 STONES」からの二曲を演奏。
和義さんにとってこの10年はどうだったのかと思いました。

そしていよいよ楽しみにしていた「ずっと好きだった」です。
自慢のES-330から繰り出されるウォームな音、60年代風のコーラス。
この曲が好きになる要素が多すぎたことを実感しました。

今回のアルバムはレコーディングした順番に曲順も並べているそうです。
アルバムの一曲目、すなわち最初にレコーディングされた「ウサギとカメ」。
アコギのカッティングが印象的な優しい曲調ですが、歌詞は今の世の中を糾弾する内容。
それでも、最後に「今夜帰ったらアイツに聞かせよう」という父親の心が見えるフレーズがあり、聴き手の心を温める力がありました。

和義さんはギターを置き、ステージ後方の高くなった部分に乗ったキーボードへ。
2009年に出たアルバム「月が昇れば」から「映画監督」。思えばあの頃から僕は和義さんのアルバムを追うようになったのでした。そしてこれは好きな曲でした。

「雨宿り」では完全にソロでのキーボード弾き語りでした。
和義さんはギターのイメージが強かったので、ステージでキーボードをこなすとは多才だなぁと思いました。
多才といえば、このあともっと大きな驚きがあるのですが。

名曲「歌うたいのバラッド」はエレキギターの弾き語りから始まり、二番からバンドが入ってくるという構成でした。
ダイナミクスを強調させたアレンジはこの曲にぴったりでした。

視聴率も好調なドラマ「家政婦のミタ」の主題歌であり、最新シングル(ビートルズの武道館公演を模したPVとジャケット!)である「やさしくなりたい」。
ギターのキセル辻村兄が繰り出すループサウンドから始まり、疾走感ある演奏を聴かせてくれました。

続いて、ギターを置き二台あるドラムセットの一台に座る和義さん。
「これが一番楽しいんだぜー!」とはしゃいでいます。
まさかと思いましたが、ツインドラムで叩きながらの歌唱でした。
「虹」が終わると、「もう一曲俺のオナニーを聴いてくれ!」と言って「罪な奴」を激しいドラミングと歌で魅せてくれました。

和義さんはキャッチーなフレーズがある曲が多く、オーディエンスも何かしら一緒に歌えたり叫んだりできるものが多いと気付きました。
だからライヴもとても楽しめます。
「罪な奴」でオギャーオギャー、「猿の惑星」でウキキキッキーですから。これは極端な例ですが(笑)

怒りが爆発している「オオカミ中年」では途中「ずっとウソだった」も挟んできました。
切迫した緊張感がありました。

ポッキー曲のあと、ライヴはラストを向けて加速。
「COME ON!」で会場のボルテージを上げたあと、モータウン風のギターリフで和義さんはオーディエンスを煽りに煽ります。ワンフレーズ弾いて歓声を要求。
そうして始まった「歩いて帰ろう」は、途中完全にオーディエンスに歌を任せるなど大盛り上がりでした。
本編ラストはリッケンバッカーに持ち替えて「ボクと彼女とロックンロール」でした。

アンコール。
ヘビーなリフから風通しの良いサウンドに変わる「Are you ready?」。
これも大好きな曲でした。生で聴けて良かったです。
ブレイクのあるアウトロは長めに引っ張り、バンドの一体感を強調していました。

誰もが歌える曲を、ということでそのまま選ばれた「ドレミの歌」。
「ソードーラーファー」隊と「ドミミ ミソソ」隊で分かれて歌いました。
小学校以来で楽しかったです。

最後の曲は、レコーディングでも最後に録音された「ギター」。
救いのある曲とはまさに。
手を振り優しく合唱しました。
曲が終わると、メンバー全員がステージ前に出てきて尻振りダンス(KARA)のサービスもありました。
気に入ってるんですかね(笑)

磨き抜かれたロックンロールを鳴らすバンドに、力の限り歌をうたう和義さん。
ここに多くは書きませんでしたがやたら下ネタを入れたがるMC。
ライヴ、歌うたいを生業としている一人のロック・ミュージシャンの真髄を見ることができました。

01.Would you join me?
02.桜ラプソティ
03.ささくれ
04.劇的な瞬間
05.ずっと好きだった
06.グッドタイミング
07.ウサギとカメ
08.映画監督
09.わすれもの
10.雨宿り
11.虹が消えるまで
12.歌うたいのバラッド
13.おとな
14.やさしくなりたい
15.虹
16.罪な奴
17.猿の惑星
18.オオカミ中年
19.Stick to fun! Tonight!
20.COME ON!
21.歩いて帰ろう
22.ボクと彼女とロックンロール
- encore -
23.Are you ready?
24.やわらかな日
25.ドレミの歌
26.ギター
[PR]
by modsmiley | 2011-11-17 16:56 | 音楽