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SUMMER SONIC 2011

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幕張メッセ、QVCマリンフィールド(この呼び名は慣れないのですが)で行われた都市型ロックフェス「SUMMER SONIC 2011」に行ってきました。
2005年、2008年に続いて三年ぶりの参加でした。

生まれて初めて行ったロックフェスで思い入れもあり、参加した過去二回がいずれも音楽人生に大きく影響を与えるライヴを観たため、今回も楽しみにしていました。

会場に着くとまずはチケットと引き換えにリストバンドをつけてもらいます。
以前はマリンの敷地内に交換所があったのですが、今回は外の歩道に変わっていました。

今回、意識してUKのバンドをチェックしようと決めていた僕はそのままマリンに向かい、そこでの最初のアクトであるUKの若手パンクバンドのSharksを見ました。
元気の良い演奏を繰り広げていましたが、正直に言ってあまり好みではありませんでした。
フェスだとこういうバンドでもスタジアムで演奏でき、貴重な体験なんだろうと思いました。
ジョー・ストラマーに声が似たヴォーカルはパンクバンドをやる運命にあるのでしょうか。

Sharksが終わると、早くも水が撒かれます。水を浴びようと群がる人たちが楽しそうでした。
昼間のマリンはとても暑く、地面からの熱が凄くて待ち時間に座ることもままなりません。

続いてのアクトはONE NIGHT ONLY。こちらも若いUKのバンドです。
心地よいメロディのロックを鳴らしていて、スタジアムの早い時間に聴くには良い音楽だと感じました。
コーラのCM曲で有名な“Can You Feel It”も演奏してくれました。
「ひとつになれ」という日本語詞も聞き取れました。

ONE NIGHT ONLYが終わると食事のために一時離脱をし、再びマリンに戻りViva Brotherを見ました。
今、かなり注目されているUKの新人バンドで、僕の知人友人の間でも話題になっていたので気になっていました。
UKらしいシャツで決めたルックスもよく、女性コーラスがいるのも意外で好感が持てました。
ちょっとひねくれたメロディがあり、ギターの音も含めてこれまで見た3バンドでは一番UKらしさのあるバンドでした。
耳に残る良い曲もあり、そういった曲が今後増えてくればもっとブレイクする気がしました。

終わってメッセに移動します。やはり屋内は涼しいです。
何となくピンクのTシャツが欲しくて、マリン側では売り切れていましたがこちらにはあったので購入。
そうこうしているうちに時間となり、本日の一つのお目当てでもあったMiles Kaneをレインボウ・ステージで観ます。

マイルズはES-335、もう一人のギターはカジノ、ベースもセミアコタイプを使っており、箱物で揃えた弦楽器隊。後ろにはVOXのアンプも見え、出てくる音は予想通りのヴィンテージサウンド。
とりわけベースはウッドベースのような響きを出していました。
ライヴで観るとより感じましたが、モータウン調の曲があったり黒人音楽を通過した感覚はまさにmod。
歌い姿やギターの弾き方、動きがポール・ウェラーに似ていました。
同じUK出身でありながら、先ほどまでのバンドとは明らかに質が異なります。

ジョン・レノンの“Cold Turkey”を彷彿とさせる“Better Left Invisible”で335をフィードバックさせながらライヴを始めると、オーディエンスを躍り踊らせる楽曲を次々に演奏していきました。
恐らく初めて聴いた、観たという方も多かったと思いますが、次々に引き込まれていく様子が感じられました。
ビートルズの“Hey Bulldog”のカバーは今まで見たどのバンドよりキレがよく、完全に心を奪われてしまいました。
“Come Closer”ではオーディエンスを大合唱させ、大盛況のうちにステージは終わりました。
予想を大きく上回るかっこよさのマイルズ・ケイン、あっぱれです。

そして急いでマリンステージに戻ります。
メッセの目の前にあるようで回り道しないといけない構造はこういう時は厄介です。

息を切らして戻ってくると、昼間とは比べ物にならないぐらいのオーディエンスの中で木村カエラさんが歌っていました。
どうにか人の間を通ってPA前のポジションに落ち着きます。次に始まるメイン・アクトを前にもっと前進したい気持ちもありましたが、今回はここで良いと体が(?)判断しました。

6年前、この場所で見たオアシスが僕の人生を大きく変えました。
ノエルは脱退してバンドの名前も変わってしまったけれど、また彼らをこの場所で見れる。
気持ちは高まっていきました。

あの時は定刻から40分待たされましたが、今回は時間通りにリアムが先頭を切って登場しました。
暑い中自らのブランドの宣伝のためかモッズコートを着込んで。
伸ばした髪型もサングラスもジョン・レノンそっくりに決め、6年前よりスリムな体型。恐らくルックスは今まで見た中で一番かっこいいリアムでした。

ノエルがいるはずだった場所にはゲムがいて、アンディはギターになって、若いべーシストがいて。
始まったのは“Four Letter Word”。オーディエンスは凄い興奮です。
しかしそれに反して音が小さい。迫力がない。
リアムの声も何だか張りに欠けている。
出鼻で拍子抜けしてしまいましたが、この点はライヴが進むごとに改善されていったように思います。

“The Roller”で聴かれるゲムのリッケンバッカー330の音は僕の理想とする音で、リアムも丁寧に歌っていて、ゲムとアンディの二人のコーラスも綺麗でした。
このような点はオアシスでは聴けなかったところでした。

“Bring The Light”はライヴ映えのする曲で、こうした性急な曲はバラードが多めに感じたセットの中ではスパイスになっていました。

しかしリアム。かっこいいはかっこいいんですが、オアシスの時に感じた迫力、触れたら殴られそうな恐さ、緊迫感が欠けていました。
自分のバンドという責任とかもあるんでしょうが、荒くれ者感はなく、落ち着いていました。
兄ノエルの存在はやはりリアムにとって大きなものだったと感じました。
あの兄弟の関係がバンドに緊張感を生み魅力あるパフォーマンスを生んでいたんだと。

オアシスのライヴといえば尋常ではないオーディエンスの合唱ですが、今回はそれも無し。
恐らく日本では今後も起こらないような気がしました。
うすうす感じていましたがみんなで歌うタイプの音楽じゃないんです、きっと。
やってる人達はほぼ一緒でもオアシスとBEADY EYEは全く違うバンドでした。

日本のためにカバーした“Across The Universe”を期待するものの、最後は“Son Of The Stage”でした。
こうしたサイケなビート・サウンドはBEADY EYEの真骨頂といえるでしょう。

思うところはあったとしても、やはりリアムが目の前でライヴをしているという興奮は大きく、ゲムの使う三種類のリッケンバッカーに注目したりで、楽しむことができました。

BEADY EYEのステージが終わり、そのままThe Strokesを待ちます。
リアムが最後ではないことに不思議な感覚を持ちながら。

The Strokesはいつか見たいと思いつつ、なかなかそれが叶わなかったバンドでした。
アルバムも前作から5年ぶりのリリースであり、その間の来日も当然無かったためでした。
よく知っているバンドなのに、始まってみるまでわからないところがとても楽しみでした。

薄暗いステージにメンバーが登場します。
ステージは終始暗くメンバーがはっきり肉眼で見えることは少なかったです。
エイトビートのドラムが始まった瞬間に大歓声が上がります。僕も思わず大声を上げてしまいました。
時代を変えた2001年の1stアルバムの一曲目、“Is This It”でした。
あのギターの音色、独特なベースラインもそのままに、ジュリアンのセクシーなヴォーカルが絡んできます。

すぐに“New York City Cops”と続きます。アップテンポの曲にさらにヒートアップ。
最終的には1stの曲を8曲演奏しましたが、何度も聴いて耳に馴染んだ曲が演奏されていくということはひたすら感動でした。
自分はこんなにストロークスが好きだったろうか?と思うほどに。

最新アルバム「Angles」からの“Under Cover Of Darkness”や“Machu Picchu”も違和感なく溶け込み、実にストロークスらしい曲だったことに改めて気付くことにもなりました。

ひたすらストラトでビートを刻み続けるアルバート、手元に集中し続けるリズム隊はストイックさに溢れ、ジュリアンは声や歌い方やぼそぼそと話す感じが危ないけどちょっと憧れちゃうロックスターそのもので、本当に良いバンドだなぁと思いました。

“Reptilia”のブレイク部分では、リヴィエラでカッティングを刻むニックにスポットライトが当たり、それはライヴの奇跡と言える美しさでした。
あまりのかっこよさに怒涛の歓声が上がったあの瞬間は、このSUMMER SONIC 2011のハイライトだと言って良いでしょう。

“Someday”が演奏された時には、ラジオで誰かがリクエストしたこの曲でストロークスの存在を知ったことを思い出しました。
学校がつまらないからこの曲を放送室から大音量で流したその人。
その曲が真にロックンロールだということを今更実感した僕。
とにかく、リクエストしてくれてありがとうと言いたかった。

大好きな“What Ever Happened?”、クラブでよく聴いた“Hard To Explain”、名曲“Last Nite”。
嬉しい曲が次々に演奏されていき、
最後は1stのアルバムを締める曲であった“Take It Or Leave It”でした。
曲が終わるのを待たずに花火が上がり始めびっくりしましたが、これもありなのかなと思いました。
The Strokesが日本のフェスで物凄いライヴをした、特別な一夜を祝福するようでした。

こうして僕のSUMMER SONIC 2011は終わりました。
ベストアクトはやはりThe Strokesでしょうか。(頑張れUK勢!)
過去に行った年にも決して劣ることなく、今年も楽しむことができました。
このペースだと、次に行くのは2014年?(笑)

BEADY EYE@SUMMER SONIC 2011 TOKYO
01.Four Letter Word
02.Beatles And Stones
03.Millionaire
04.The Roller
05.Bring The Light
06.Standing On The Edge Of The Noise
07.Kill For A Dream
08.The Beat Goes On
09.The Ring Circus
10.Man Of Misery
11.The Morning Son
12.Wigwam
13.Sons Of The Stage

The Strokes@SUMMER SONIC 2011 TOKYO
01.Is This It
02.New York City Cops
03.Under Cover Of Darkness
04.The Modern Age
05.Machu Picchu
06.Reptilia
07.Someday
08.Life Is Simple In The Moonlight
09.Alone, Together
10.You Only Live Once
11.What Ever Happened?
12.You’re So Right
13.Under Control
14.Taken For A Fool
15.Hard To Explain
16.Automatic Stop
17.Last Nite
18.Take It Or Leave It
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by modsmiley | 2011-08-22 16:13 | 音楽

WORLD HAPPINESS 2011

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Yellow Magic Orchestraの高橋幸宏さんがキュレーターを勤める都市型野外フェス「WORLD HAPPINESS」に初めて行ってきました。
場所は夢の島公園。都心からのアクセスも良く、手軽に自然が味わうことができます。

僕はその日、事情があり少し遅れての参加でした。
とても天気が良く暑い日で、汗だくになりながら会場に向かっていると、コトリンゴさんの歌う「恋とマシンガン」が聴こえてきました。
野外ライヴは会場に近づくと音が聴こえてくるのが一つの楽しさですね。うきうきします。
それも大好きなフリッパーズ・ギターの曲で、とても良い気分で会場入りしました。

友人が先に場所を取っておいてくれたので、そちらに向かいます。
Bブロックの前の方で、ステージから近いとはいえませんが、不自由なく見える位置でした。
入場の時にレジャーシートを貰えるので、それを足元に広げます。
あとはそこで立ったり座ったり、自由に見ることができます。
これが本当に楽でした。ライヴというとだいたいは立ちっぱなし、野外ライヴだとなおさらなんですが、押し合うこともなく寝ることだってでき、体力的にも優しいフェスでした。

落ち着いたところでメインステージで始まったのはFennesz+Sakamoto。
坂本龍一さんのピアノとオーストリア人のクリスチャン・フィネス(Christian Fennesz)のギターによるコラボ・プロジェクトでした。
このフィネスさんはYMOのサポートもしています。
静寂なピアノとギターのフィードバックで、前衛的に感じるパフォーマンスでした。
炎天下の野外で聴く違和感と森から聞こえる蝉のばかでかい声量がブレンドされ、本物の環境音楽(アンビエント)を堪能しました(笑)
恐らく静かで涼しい屋内で聴けば全く違う緊張感があったのかもしれません。

Fennesz+Sakamotoの演奏が終わり、メインステージ左側に作られたやや小さなサブステージで間髪入れずに高野寛さんの演奏が始まりました。
二つのステージで交互に演目が進んで行くため、待ち時間がないのもこのフェスの特徴なのです。
高野さんはYMO人脈ではとても有名な方ですが、ちゃんと聴いたことはありませんでした。
曲は思った以上にポップで、爽やかな歌を聴かせてくれました。
YMOのカバー「君に、胸キュン。」も演奏し、会場はとても盛り上がりました。
高野さんの最新アルバムにも入っているそうです。

ここらでお腹の減った我々は食料を買いに出掛けました。
森の方に屋台村があり、そこで様々な料理が用意されていました。
時間も14時を過ぎていましたが、まだまだどこも並んでおり、目に付いたチキン屋に決めました。withかき氷。
こういう食事をするのも夏フェス気分が味わえて良いですね。次のアクトが見たかったので席に戻って食べましたが、森の木陰で食べている人もたくさんいました。

スチャダラパーはうっかり見逃してしまい(聴こえてくる音が楽しそうだった!ブギーバック!)、始まったのはKIMONOS。
向井秀徳さんとLEO今井さんによる新バンドです。
向井さんはギターを弾きLEOさんはキーボードを弾いて、ヴォーカルは分け合っていました。
CDで聴くよりずっとかっこよかったです。
LEOさんの作る音は以前から気になっており、向井さんの音楽は今までまともに聴いたことがなかったので、良い機会でした。

続いてメインステージでLITTLE CREATURES。
思ったより骨太なロックを聴かせてくれました。
しかし途中、雷雨で中断するアクシデントがありました。ゲリラ雷雨がある時期なので予想はしていましたが…。
折り畳み傘を持っていたので、座って被りながら見ました。合羽を持ってくればそれに越したことはないと思います。

止まない雨の中、星野源さんが「おいっすー!」と登場。
細野晴臣さんのイベントで何回か見ていることもあって、今回も楽しみなアクトでした。
アコギで弾き語りです。MCも軽快にモテそうでした。
「スーダラ節」のカバーもやってくれて、会場もゆるく合唱。楽しい時間でした。
シングル「くだらないの中に」は初めて生で聴きましたが、今まで感じていたものよりずっと良い歌だと感じました。

メインステージに戻り、高橋幸宏さんと鈴木慶一さんによるTHE BEATNIKS。
バックは堀江博久さんに高田漣さん、白根賢一さんと高桑圭さんのリズム隊を加えた超豪華バンドでした。
途中で高野寛さんも加わりました(本日三度目のステージ)。ほぼPUPAですね。
そんなメンバーから貫禄のある、心地良い音が出されました。
幸宏さんもちょっと変わった歌い方をしたり、バラエティに富んだ楽曲でした。
しかし、僕はこの辺りが眠気MAXでした。ごめんなさい。

次は今回の目玉である神聖かまってちゃんだったので、どうにか体を起こします。
出てくるなりヴォーカルのの子さんはステージ下に降りはしゃぎ回ります。
始まった演奏は上手いとはいえませんが、唯一無比の危なっかしさと勢いがありました。
名曲「ロックンロールは鳴り止まないっ」のピアノイントロが響いた時には大歓声が上がりました。
マイクを倒したりギターで暴れ、期待を裏切らないパフォーマンスでした。
最後はまさかの「あるてぃめっとレイザー!」。素晴らしいシャウト。
まだまだやりたいの子さんを置いて、ステージを降りるメンバー達。仕方なく「ちょっと一言だけ言わせてくれ!」とのたまいましたが、そのまま彼も何も言わずにステージを降りました。
神聖かまってちゃん、衝撃の面白さでした。異端っぷりといい、フェス向きです。

次はメインステージでサカナクション。
ここでトイレに行きましたが、十分な仮設トイレが用意されており不自由はないと思いました。
戻ってくるときに一番後ろから会場全体を見渡しましたが、思った以上にたくさんの人がいてサカナクションの繰り出す音に踊っていて素晴らしい光景でした。
彼らを見たのは初めてですが、安定感ある演奏と楽曲の良さで、人気があるのは頷けました。
ヴォーカルはリッケンバッカー330を抱えて歌っていました。
東風のカバーから始まったパフォーマンスは大盛況のうちに終わりました。

続いてsalyu×salyu。
小山田圭吾さんプロデュースによるsalyuさん。CDもよく聴いていたので、これも楽しみなアクトでした。
どう再現するのだろうと思っていたら、salyuさんと同じ格好(とても可愛らしい白い衣装)をした女の人が本人含め4人出てきて4声によるパフォーマンスでした。
声による独特のサウンド世界を完全に再現、あるいはそれ以上のもので、圧巻でした。

メインステージでYUKIさんの登場です。
可愛いセクシーでオーラ出まくりです。女性アクトが二つ続きこのフェスにも華が出てきました。
途中で「私は限界を作らないと決めたの」とギターを弾いてくれる場面もありました。ソロも弾いていました。
僕はこの辺りで本当に楽しくなってしまいました。
これまで見たのでさえ十分すぎるほどなのに、さらにYMOがこれから見れる。
まるで夢のような状況でした。信じられないほど。

YUKIさんのステージが終わると、TOWA TEIさんDJタイムでした。
それまでの雰囲気がガラッと変わりました。
時間通りに進行するフェスですが、雷雨の影響もあってか20分押しでした。
「Day Tripper」などもかけ夢の島をあたためてくれたTOWAさん。次に出てくるYMOを紹介してステージを降りました。

いよいよ登場したYellow Magic Orchestraの三人。
やっぱり三人揃った時は凄みがあります。
サポートにはギターで小山田さんとフィネスさん、そしてホーンに権藤知彦さんでした。

薄暗いステージの中、静かに演奏が始まりました。
それは日本の復興への願いを込めた新曲「Fire Bird」でした。
今回のWORLD HAPPINESSのキービジュアルが火の鳥で、それと合わせていたようです。
徐々に盛り上がり壮大になっていく曲で、このように日本もなれば良いと思いました。

それから披露されていったYMOの楽曲は、30年経った今でも色あせることなく、むしろ新鮮に響いていました。これが2011年に作られた音だとしても全く不思議がないほど。
大好きな「千のナイフ」も聴けたのは感無量でした。教授が「NO NUKES,MORE TREES」と書かれた旗を振っていた姿はとてもかっこ良かったです。

三人が目と目を合わせて繰り出す、打ち込みを超えた生の音。
それに加えて小山田さんはギターを弾きまくりとても楽しそうで、権藤さんのホーンはメロディに関して大きな役割を担っており、サポートメンバーも含めて今のYMOなんだと感じました。

「Cue」でさらっと本編を締めたあと、アンコール。
三人で何をやるか話し合っている様子が見えたあと、始まったのは「東風」でした。
何てかっこいいメロディ。途中でサーチライトが天空を貫き通し、圧巻の光景でした。一生忘れないと思います。
終始無言を貫いたYMOでしたが、最後にサポートメンバー含む全員で前に出てきて、再び「NO NUKES,MORE TREES」の旗を掲げました。
今、地球に日本に必要とされているこのようなメッセージを持って、WORLD HAPPINESS 2011は終わりました。

「上を向いて歩こう」が流れる中、会場を後にすることになります。
大混雑が予想されましたが、規制をしながらの退場だったので思ったよりはストレスも無かったです。
終演時刻は予定通りの20時で、押していなければもうちょっとYMOが多くやれたのかなと思いつつ、楽しみは来年にとっておこうと思いました。
行きやすく、体にも楽で、気軽に味わえる最高の夏フェスでした。

Yellow Magic Orchestra
01.Fire Bird
02.Firecracker
03.Behind The Mask
04.The City of Light
05.京城音楽 Seoul Music
06.灰色の段階 Gradated Gray
07.体操 Taiso
08.千のナイフ 1000 Knives
09.Cosmic Surfin ~ Absolute Ego Dance
10.Cue
- encore -
11.東風 Tong Poo
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by modsmiley | 2011-08-12 17:45 | 音楽

Superfly Tour 2011 "Mind Traveler"@東京国際フォーラム ホールA

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Superflyの3rdアルバム「Mind Travel」に伴うライヴに行ってきました。
今回のツアーは32都市35公演という過去最大規模のもので、この日は14公演目に当たるライヴでした。

会場は東京国際フォーラムで、音も良く見やすいのでとても楽しみにしていました。
ホールAということで、5000人超の人が集まりました。
セットもとてもかっこよく、始まる前からテンションは高まりました。

定刻過ぎ、暗転してカーティス・メイフィールドの「Superfly」がいつものように始まりました。
ステージ真ん中に用意された丸いスクリーンに映像が流れます。
「Sunshine Sunshine」を鼻歌で歌いながら志帆さんが歩いています。旅の始まりを感じさせます。そして、大きくゆったりと伸びやかにワンフレーズ歌ったあと、「Rollin Days」のギターリフと共に本物の志帆さんが登場。
会場はボルテージMAXです。音圧も相当にあり、ギターリフが響き渡っています。
この曲のテンション、まさにSuperflyの真骨頂。

続いて「Rescue Me」。
シングルEyes On Meのカップリングの曲ですが、このシングルはあまり聴いていなかったので何だかわかりませんでした。
というか、こんなかっこいい曲あったっけ?という驚き。
ライヴ映えしすぎて別の曲に聴こえるほどでした。こういうのがライヴの醍醐味ですね。

やるとは思っていなかった「Hi-Hive」、ツェッペリンのKashmirを彷彿とさせる「Deep-sea Fish Orchestra」を挟み、待っていた「Wildflower」が来ました。
しかし強烈な違和感を感じることになりました。
何かスカスカしているというか、いつも聴いてグッとくる部分が来ない。
志帆さんに問題があるというよりはバックにある感じ。
音のバランス?コーラス?八橋さんはこの曲ジャガーだったっけ?とか様々思いましたが、恐らく原因はベースにあるようでした。べーシストは種子田健さんという有名な方ですが、いかんせん動きが多すぎる印象が前からしていました。
「Wildflower」はサビのベースラインと刻みがとても印象的なので、そこをしっかりやってほしかったのですが、今回のプレイは輪郭がなくダメダメでした。
ベースラインに動きを入れたがる人は歌をメインとしたアーティストとは合わない気がしました。
他のところでは悪い感じはしませんでしたが、できれば他の人に代わってほしいと思いました。
僕は「Wildflower」という曲は超名曲だと思っていて、この一曲だけでもライヴに来る価値があると感じています。それだけにとても残念でした。

「Secret Garden」から始まるアコースティックセットがあり、それはオーディエンスを座らせての演奏でした。
なかでも「やさしい気持ちで」は志帆さんのLG-1や八橋さんの12弦を含む5本のアコギで心地良い演奏を聴かせてくれました。

ライヴも終盤にさしかかる「悪夢とロックンロール」では途中から極端にテンポ落とし、ストーンズのMidnight Ramblerを彷彿とさせるセクシーなブルースを聴かせてくれました。
ミック・ジャガーを題材にした曲なので、歌詞の世界とも雰囲気がぴったり。
こういう路線もどんどん見出していってほしいと思いました。

そこから「Beep!!」~「Alright!!」~「タマシイレボリューション」で国際フォーラムは再びダンスフロアに。
気持ちよく踊れました。
この元気の良さ、はじけた感じがSuperflyのライヴです。

本編ラストは歌詞のない、ため息だけで構成された「Ah」。
深い感情が込められた声。人間、極限のところでは言葉にならないという話をオノ・ヨーコさんがしていましたが、それを思い出しました。
ピアノと声のみで、静かな感動で包まれました。

アンコール。
新曲「愛をくらえ」。初めて聴きましたが、とてもヘビーな曲でした。
サイケデリックブルース?ずいぶん思い切った曲のように思いました。
バンドの演奏や志帆さんからも自信を感じさせました。
オーラスは「愛をこめて花束を」。
一番人気の代表曲。今回はいつものようにアコギを抱えて歌ってくれました。
何だかファンになりたてだった頃を思い出します。ずっと歌い続けてほしい。

Superflyのライヴは何度も行っていますが、今回は自信作のアルバムと共に充実感が伝わってくるライヴでした。
見る度に志帆さんはロックンロールスターになっていき、そんな人が日本のポップシーンの真ん中にいると思うと頼もしくなります。
たくさんの元気を今回も貰えました。
今度は今月末の神奈川県民ホール、そして12月のアリーナツアーです。

01 Rollin' Days
02 Rescue Me
03 Hi-Five
04 Deep-sea Fish Orchestra
05 Wildflower
06 Only You
07 Eyes On Me
08 Secret Garden
09 やさしい気持ちで
10 Sunshine Sunshine
11 Fly To The Moon
12 Free Planet
13 悪夢とロックンロール
14 Beep!!
15 Alright!!
16 タマシイレボリューション
17 Ah
- encore -
18 愛をくらえ
19 愛をこめて花束を
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by modsmiley | 2011-08-11 15:24 | 音楽

ザ・ボヘミアンズ@新宿レッドクロス

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5人組のロックンロール・バンド、ザ・ボヘミアンズのライヴに初めて行ってきました。
毛皮のマリーズが後輩と呼んでいることで以前から存在は知っていましたが、聴くようになったのは最近のことでした。
一聴して思うのはリバティーンズやストロークスで、あからさまに引用している曲もあります。しかしそれだけでは留まらないものを感じ、ぜひライヴで見てみたくなりました。

この日は紅布こと新宿レッドクロスというライヴハウスの8周年のイベントの初日で、そのキックオフを務めるのがこのザ・ボヘミアンズでした。

バンドメンバーが出てきて、まず嬉しかったのが衣装でした。
グラムロックなメイクに中世ヨーロッパあるいは70年代のキース・リチャーズを彷彿とさせる衣装で、ルックスもそれぞれ良い。
メンバーに続いて元気よく飛び出してきたヴォーカルの平田ぱんださんは赤ジャケットで決めていました。

バンドの出音は素晴らしく、ギターの音が相当にでかい。鍵盤も華があります。
曲のピッチはCDよりも速い印象で、パッキッシュに次々と楽曲を披露していきました。
ヴォーカルはところ狭しと飛んだり回ったり煽ったりと、パフォーマンスは相当に見応えがありました。声質も歌い方も良い感じに毒があり、ロマンチシズムを感じさせました。
また、MCの合間にはドラムと鍵盤でジャズなフレーズを入れてきたりと、意外な側面も見せてくれました。

紅布でのライヴで毎晩最後に演奏されてきたという曲「ロックンロール」では、ギターとヴォーカルが一本のマイクで歌う場面があり、ロックンロールのとても美しい瞬間を味わうことができました。

楽曲はポップで歌詞はロマンチックな上に、パフォーマンスやファッションも最高で本当に良いバンドでした。
ザ・ボヘミアンズという名前がまさにぴったりだと思いました。
8月31日にはメジャーデビューアルバム「憧れられたい」が出るそうで、これからの躍進がとても楽しみです。
ストーンズや清志郎さんを撮っていた写真家の有賀幹夫さんも仰っている通り、武道館で見られる日もそう遠くはないのかもしれません。

また、この日のトリはオカモトズでした。
1年ぶりに見ましたが、その成長具合には驚くばかり。
リズム隊は最強、ヴォーカルも声が出るようになっていて、Maximum R&Bといった言葉が頭に浮かぶほど腰に来る音でした。

こんなバンドが次々に名を挙げて行くようになれば、日本のロックンロールの未来は明るいと思いました。
それが好き!というのが伝わってくる音楽は最高です。
ザ・ボヘミアンズ、THE BOHEMIANS、応援しています。本当に頑張ってほしいです。
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by modsmiley | 2011-08-03 00:12 | 音楽