人気ブログランキング |

Into Tomorrow

modsmiley.exblog.jp
ブログトップ

<   2011年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

「高橋優初の全国ライブツアー~唄う門にも福来たる2011」@渋谷クラブクアトロ

e0230671_155265.jpg

友人に誘われて行ってきました。

彼を知ったきっかけというのも、昨年12月8日に日本武道館で行われた「Dream Power ジョン・レノン・スーパー・ライヴ」に「箭内道彦プロジェクト」という名前で出演していたからでした。
あの時は箭内さんの横に立っていて、名前も名乗らずいきなり“How?”を独自の日本語で熱唱、絶唱していました。
それからCoccoさんに「おめえ新人のくせに笑ってんじゃねぇ」と怒られていたこともあり、印象は鮮烈でした。

その彼は高橋優というシンガーソングライターで、当時はまだメジャーでアルバムを出していないということでした。
しかしレコーディングにはザ・コレクターズのギタリスト、古市コータローさんが参加していることを聞き、一気に僕の中で注目度は高まりました。
楽しみにしていたアルバム「リアルタイム・シンガーソングライター」は正直なところ第一印象がイマイチで(音が好みじゃなかった)、少しもやっとしていました。
友人がライヴのチケットを取っていて僕も行くことが決まっていたものの、楽しめるのか不安でした。

ライヴの前日になりアルバムの初回盤についていたDVDをようやく観て、ニューヨーク路上ライヴのドキュメンタリーにまさかの感動。
CDの音にも耳が馴染んできたところで当日を迎えました。ぎりぎり間に合った。

開場時間辺りに渋谷クアトロ前に行くと入場待ちの列が飛び出していました。
ここでこんな光景を見るのは初めてでした。チケットはソールドアウト、人気公演でした。
クアトロも改修してから初めて行ったこともあり雰囲気の違いに驚きつつフロアに入ると、すでにかなりぎゅうぎゅうの状態。
何とか最後列PA前の高くなったところを確保しました。これがかなり見やすい場所でした。

バンドメンバーと共に優さんが出てきました。
GibsonのDOVEを高めに構え、激しいストロークで演奏が始まります。

音響も良いせいか、声がよく聴こえます。声量もきっと凄いんだと思います。
それからこの人の歌はやっぱり歌詞が重要で、それもちゃんと聞き取れるように歌っていました。

バンドの音作りは爽やかで抜けもよく、非常に聴きやすい音でした。
アルバムもそんな感じですが、やはり生の音は違いますね。
編成はギター、ベース、ドラムにキーボードで、どの人も素晴らしい演奏していました。
プロのバックミュージシャンってやっぱり凄いと思いました。
中でもES-335の音がたまらなかったなぁ。

初の全国ライヴツアーとタイトルにも入れているだけあって、気合いが満ち溢れていました。
高橋優さん、暑苦しい男です。

「サンドイッチ」という曲の前には素敵なMCがありました。
優さんは一階がコンビニになっているマンションに4年間住んでいて、毎日何回もそのコンビニに通っており、朝昼晩の店員さんの顔ぶれも完全に覚えてはいるものの、あえて話はせずに微妙な距離を保ってきたそうです。
しかしこの日の朝、いつものように買い物をすると4年間距離を保ってきた店員さんが「今日ライヴ頑張ってくださいね」と声をかけてくれたそうです。
それで優さんは「よし俺今日頑張れる!」と思ってライヴに臨んだとのことでした。

曲によって優さんは白いテレキャスターに持ち替えていましたが、それもポジションがアコギと同様高めで何かダサかったです。いや、その感じが良いんだと思います。

また、「少年であれ」ではPVと同じくギターを持たずにマイクに向かって歌っていました。
ギターを持った方が様になるタイプですが、これはこれでありだとも思いました。
ピアノの雰囲気もよく、歌唱力がよく表わされた曲でした。

ライヴ後半はアップテンポな曲を連発。お客さんも跳ねたり歌ったりしていて、凄い盛り上がりでした。
これほど盛り上がるとは思わなかったなぁ。

本編最後はもはや高橋優の代表曲ともいえる「福笑い」。
ラジオの企画でその場で作った曲らしいですが、これは本当に名曲だと思います。
「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」というメッセージ。
英訳されてニューヨークタイムズ紙にも掲載されました。
会場は一つとなって、みんな笑顔で歌っていました。

アンコールでは6月29日に発売されるニューシングル「誰が為に鐘は鳴る」を披露し、大盛況のうちに約2時間のライヴは終わりました。
クオリティの高い、気持ちの良いライヴでした。

01 希望の歌
02 素晴らしき日常
03 靴紐
04 虹と記念日
05 8月6日
06 ほんとのきもち
07 サンドイッチ
08 メロディ
09 少年であれ
10 花のように(新曲)
11 終焉のディープキス
12 頭の中そればっかり
13 現実という名の怪物と戦う者たち
14 こどものうた
15 福笑い
- encore -
16 誰が為に鐘は鳴る(新曲)
17 シーユーアゲイン
by modsmiley | 2011-06-14 15:55 | 音楽

キノコホテル単独実演会「サロン・ド・キノコ〜恍惚の逃避行・新宿編」@新宿LOFT

e0230671_1795624.jpg

初めて実演会を観に行ってきました。
新宿LOFTで二夜連続の公演となる一日目でした。キノコホテルというバンドは歌舞伎町が似合う気がして、さらにLOFTというライヴハウスがイメージとぴったり合う(PVの影響も大きいですが)と思っていたので、当日券で急遽行くことにしました。

開演15分ほど前に会場に入り、どうにかステージの右端スピーカー前を確保。
周りを見ると結構年齢層の高い様子で、男性が5:1ぐらいの割合で多いように思えました。
まあ、落ち着いて見れるだろうとこの時は思っていました。

暗転し、スクリーンに映像が流されました。「もえつきたいの」「真夜中のエンジェル・ベイビー」「非情なる夜明け」のPV、そして今回のアルバム「マリアンヌの恍惚」のCM映像。
正直ちょっと長いように思えましたが、ホテルの宣伝というコンセプトでしょうか。

そしていよいよメンバーの登場です。ここで予想外にフロアに大きな波が起こります。
開演と同時に人が詰めるライヴなんて、何だか久しぶりでした。
僕は柱を背にした位置にいたので、何とか逃れることができました。

インスト曲を演奏していく中、支配人のマリアンヌ様がついに登場。本物だ、と思ってしまいました。
「キノコホテル唱歌Ⅱ」が始まるとフロアは爆発。ロマンスグレーのおじさま達が踊り狂っています。
支配人の歌の迫力、怖さを伴う色気に早くも僕は圧倒されました。
セクシーなオルガンプレイ、かっと見開く右目。
時折繰り出す恍惚の声や吼えるようなシャウトは今まで見たどの女性ヴォーカルとも違う力がありました。

バンドの演奏も安定感抜群で、特にケメさんのギターは音も良く的確なリズムといい轟音のようなソロといい、かなり個人的に好みのプレイでした。
スピーカー前に乗り出して煽りながらのソロはギターヒーローさながらでした。

途中、従業員の紹介(メンバー紹介)があり、ケメさんが「あなたの心の支配人、マリアンヌ東雲」と言ったのには笑ってしまいました。
その場にいた多くの人が本当に支配されたいなんて思ったことでしょう。
ええ、そうです、僕ももちろんそう思いました。

ライヴ終盤に演奏された「キノコノトリコ」の盛り上がりはとても印象的で、まさにキノコの虜となった人達が暴動を起こしているようでした。
そこから新曲のインスト曲をはさみ、「真っ赤なゼリー」~「キノコホテル唱歌」でたたみかけるラスト。
この辺りで支配人、オルガンの上に乗って天井にぶら下がってパンチラを決めます。
しかし今日は足が観客に届かなかったそうで不満げでした。

アンコールの支配人は、金髪で白シャツの看守姿でムチを振り回して登場。
PVで見ていたそのままの有様でド肝を抜かれました。
「静かな森」で始まり「もえつきたいの」で大合唱。僕の一番好きな曲です。やっぱり生で聴くのは感動でした。
そしてオーラスは「人魚の恋」でした。

全てが僕の思っていた以上のライヴで、なめていたと反省してしまうほどでした。
ほんとにキノコホテル凄いです。
8月には社運をかけた単独実演会「サロン・ド・キノコ〜晩夏のヒメゴト」を渋谷クアトロで行うそうです。
失敗したら廃業を考えているそうで、支配人の「わたくしに恥をかかせないでね」との言葉が妙に胸に残ります。

何だか癖になりそうだなぁ。

キノコホテル「サロン・ド・キノコ〜恍惚の逃避行・新宿編」セットリスト
2011年6月4日(土)
01. オープニングの曲〜キノコホテル唱歌II
02. ネオンの泪
03. 愛人共犯世界
04. 真夜中のエンジェルベイビー
05. 謎の女B
06. 砂漠
07. 荒野へ
08. 白い部屋
09. 還らざる海
10. 風景
11. 非情なる夜明け
12. キノコノトリコ
13. #84
14. 真っ赤なゼリー
15. キノコホテル唱歌
- encore -
16. 静かな森で
17. もえつきたいの
18. 人魚の恋
by modsmiley | 2011-06-10 17:20 | 音楽

【社内失業一周年記念】社内失業がもたらすこと。

e0230671_163349.jpg

早いもので、僕が社内失業をしてから今日でちょうど一年が経ちました。早いものでと書きましたが、実際にはとても長かったです。
その間、メディアから取材を受けることもあり、実際に記事にもなりました。
(週刊プレイボーイ 2011年1月24日号)
ご覧の通り、一時はAKB(今日は総選挙だそうですね)に並ぶほどの重要なトピックでした。
しかしながらいくつかの取材は地震の影響で未だに記事になっていません。

それでも、全国には僕と同じような立場に置かれて苦しい思いをしている人が推定600万人いて、恐らくは震災の影響でもっと増えているのではないかと思います。

社内失業をもたらす原因、至った経緯というのは既に多くのメディアで取り上げられていますし、今回はそれについてはあえて書きません。
今回書こうと思っているのは、社内失業によってもたらされる様々な弊害、悩み、苦しみについて書こうと思います。
わかりやすくするため、箇条書きでいきたいと思います。

以下は、この一年で僕自身に起こったことであり、その中で感じていることです。

【身体面】
やはりストレスは体に出ます。
・肌荒れ。僕は顔に湿疹ができてしまいました。今はほぼ完治しましたが、途端に手が荒れてきてしまいました。休日には治まることが多いです。原因は仕事のストレスであることは明白です。
・夜眠れない。明日の希望が持てないため、夜寝てしまうと一瞬で次の日が来ることが憂鬱で眠れなくなります。また、会社で頑張ることがないために早く寝て備えようとか思わなくなります。どうせやることないし寝不足で行ったって良いじゃん、みたいな。
・話せなくなる。僕は一時期、吃音気味にもなりました。業務中に仕事がない=話すことがない(これは職場の雰囲気にもよりますが)ため、長時間声を出すことがなくなります。すると話すことができなくなるんです。退社後数時間はそれを引きづり、だんだんと回復します。これは自信をなくすことにも直結しますが、以前より人前で上手く話せなくなりました。

【精神面】
これは数限りなくあります。
・働くということが何なのかわからなくなる。働いてお金をもらっている実感、あるいは仕事というものの使命感、やりがい、誇りというものがありません。
・未来へのビジョンがなくなる。将来の自分のキャリアが全く見えなくなります。給料は上がらないし、自分のスキルもつきません。結婚もできないような気もしてきます。
・目標を見失う。そして再び見つけることが容易ではありません。
・自信がなくなる。これが一番大きな弊害だと思います。自分と人生に対して自信がなくなってしまいます。「ああ、これからどうやって生きていこう」なんてつぶやくことが出てきます。人に聞かれるとギョッとされます。
・職場にいる時は鬱病のような状態になります。新型鬱とも言うそうですね。
・だんだんと日常生活に鬱が侵食し、自分で酷く感じるほど心が荒んできます。僕は先月、5月病も相まってかほとんど鬱病のような状態でした。
・全てのことがどうでもよくなり、投げやりになっていきます。
・同年代が立派に働いている姿を見ると辛くなります。たとえバイトだとしても、輝いている姿を見ると辛くなります。僕はこんなところで何をやっているんだ?

【生活面】
・金使いが荒くなる。これは僕が買い物好きということもあるかもしれません。加えて日中暇でインターネットばかりを見ているので、情報は山のように入ってきます。欲しいもの、行きたい場所は増えます。そして基本的に定時退社のため、アフターの時間はたっぷりあります。ストレスフル、職場での果てしない閉塞感からか、思い切り発散させたくなります。そして真っ直ぐ帰ることが少なくなります。すると自然に・・・。

【人間関係】
・社内失業に関して誰もが理解してくれるとは限りません。場合によっては友人知人に見限られることもあります。この状況に対してtwitterでつぶやいていると時々捨て台詞リムーブ(リムーブした後に「あいつはダメだな」的ツイートが見られる、言われた本人にはわかります)を喰らいます。とりわけ、上昇志向の強い方や体育会系、ヤンキー系ベンチャー、あるいは劣悪な労働条件で戦っている方などには嫌われてしまうようです。
・成長することを諦めた、と言われたことがあります。決してそうは思ってないのに勘違いされます。そもそも成長って何でしょうね?

【勤務態度】
どんどん不良社員化が進みます。
・暇でインターネットを見るのですが、最初はウィンドウを小さくしてこそこそ見ていましたが、だんだん馬鹿らしくなってきて今では余裕の全画面です。
・遅刻が増えます。これは自ら律さなければなりませんが、やることがない場所へ行くと思うと自然と自分に甘くなってきてしまいます。(会社が遅刻に対してゆるいからこそ、ということもありますが)
・暇だと眠くなります。夜更かしをしているので余計に。

【転職】
・職務経歴書が書けない。書くことがない。盛り方が上手くならないと不可能です。
・転職できる自信がない。「こんな俺が他の職場でやっていけるのだろうか」と思ってしまいます。
・時間があるとはいえ、動く力が出ない。転職活動には大きなパワーが必要です。
・キャリア開発がしづらくなる。目標を見失っているため、語学の勉強や資格を取ろうとしてもなかなか身が入りません。これをやって自分がどうなるのかイメージできないのです。また、業務時間中にデスクで勉強をすることは、ただ暇をつぶしているのとは違う妙な罪悪感も伴うために難しいのです。
・自分がどんな仕事をしたいのか、どんな仕事が向いているのかわからなくなります。

【価値観】
良くも悪くも価値観が変わります。
・社会人となれば誰もがぶつかることかもしれませんが、頑張れば報われる、ということが必ずしも通じないということに気付きます。組織上、どうにもならない圧倒的な現実があるのです。妙な達観と傍観。
・正社員で働くことが必ずしも良いことだとは思わなくなる。バイトでも良いから好きな分野の仕事をして暮らす方がよっぽど良い人生のような気がします。
・待遇が悪くでも、自分という人生を光らせることができれば良いのではないでしょうか。
・今まで人生がどうでも良くなり、それらを捨ててでもこれからの人生が楽しくなれば良いと思います。

だいたいこんなところでしょうか。分野ごとに分けて書きましたが、当然複数にまたがることが多いですね。
こうして書き出してみるとかなり酷い内容で、正直、書いていて僕自身だいぶ気分が悪くなりました。
読んでくださった方には本当に感謝ですし、不快な気分になったり僕に対して怒りが込み上げてきた方もいることでしょう。「甘ったれるな!」と。
しかしながら、それも含めてこれは僕という一人の人間に起きている現実なのです。

僕は何かを辞める、投げ出して逃げるということができない性格です。
だからこんな状況でも会社を辞めることができないのです。辞める勇気がないのです。
ぱっと辞めることができたならどんなに楽だろうとは思います。

僕が社内失業をして、それまでやっていた業務は上司が引き継ぎました。
しかしながら、一年経つ今も終わる気配がありません。それどころか状況はますます悪くなっています。
組織の構造上、そうなるしかないのです。

僕は村上春樹さんが大好きでして、最近また「ノルウェイの森」を読んでいたのですが、その中で永沢という男が主人公にこんな忠告をします。
「自分に同情するな、自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
初めて読んだときからかっこいい台詞だなぁと思って心に留めていましたが、その言葉が改めて読んでみて突き刺さりました。
まさに自分は今そうしているのではないかと。
こんなブログを書いて、日々自分に言い訳をして同情しているのではないかと。

これは僕の人生です。原因を周りのせいにしても、たとえ事実としてこうなった原因が会社や世の中にあったとしても、僕の人生なんです。
原因とは別次元で、どうにかしなくてはいけないのです。
だからそこを恨んだとしても意味がないと思っています。

ギリギリのところで倒れず生きていられるのも、笑顔を見せて支えてくれる知人友人家族がいるからで、また好きなことがあるからです。感謝。

でも、その場しのぎの人生もいい加減にしたい。
諦めないようにすること、希望を失わないことに必死の毎日です。
by modsmiley | 2011-06-09 16:30 | 社内失業