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LOVE PSYCHEDELICO TOUR 2013 “IN THIS BEAUTIFUL WORLD”@SHIBUYA-AX

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LOVE PSYCHEDELICOの6枚目となるニューアルバム「IN THIS BEAUTIFUL WORLD」に伴う
ツアーの8公演目、SHIBUYA-AXに行ってきました。
アルバムも3年ぶりながらツアーも3年ぶり、待ちに待ったライヴでした。
毎年ジョン・レノン・スーパー・ライヴで見ていますが、デリコ・バンドが結成されるのはツアーの時だけで、
そのバンドの演奏が最高にかっこいいのです。
最終日の渋谷公会堂も行く予定でしたが、これが終わったらまた3年待たされる可能性があるので(笑)、
AXにも行くことにしました。

ソールドアウトとなったこの日のSHIBUYA-AX。
開演前は係員の詰めることを指示する声と共に、George Harrisonの“Got My Mind Set On You”や
CCRの“Have You Ever Seen The Rain?”など、いかにもそれらしい曲が流れています。
定時すぎに暗転。登場BGMは忘れてしまいましたが、渋公ではストーンズのShe’s A Rainbowが
流れていました。CCRはこの時だったかも。

KUMIさんとNAOKIさん、そしてデリコ・バンドのメンバーである堀江博久さんがアコギを抱えて
ステージの前方に立つと、一斉にカッティングを始めます。
“Your Song”
アコギの風通しの良さが独特のグルーヴを生みグイグイ引っ張るロックンロール。
個人的にはライヴで一番かっこいいと思う曲です。
一曲目から大騒ぎでした。ライヴハウスの音響と一体感も素晴らしいです。

続いてニューアルバムの一曲目の“No Reason”。
デリコ・ファンの期待に応えてくれるような軽快さを持った曲です。
さらに“Free World”ではNAOKIさんのリフが炸裂します。NAOKIさんは本当に素晴らしいGibson使いで、
ES-335や355、レスポールスペシャルにゴールドトップと、それぞれの特性を生かした音色を
完全に我が物にしています。

どこまでもハッピーな“Shining On”で感じたリズム隊の素晴らしさ。
白根賢一さんのドラムとCurly Giraffeこと高桑圭さんのベースによるリズム隊だけでも最強なのに、
LAからやってきたデリコの親友Lenny Castroさんの超絶パーカッションが加わり
大変なことになっておりました。
このカストロさん、TOTOやストーンズやクラプトンなど、挙げると切りがないぐらい様々なミュージシャンの
ライヴやレコーディングに参加している方なのですが、僕の大好きなオアシスやノエルのソロの
レコーディングにも参加されていたことを後になって知り大変驚きました。

KUMIさんが「一緒に歌おう」と促した“It’s You”。一番、一番聴きたかった曲です。
テレキャスでNAOKIさんが短いイントロを弾いて始まります。ちょっと音が合わないと思っていたら、
渋公では335で弾いていました。
NAOKIさんはギターの弦を切り、modな堀江さんはウィンドミルを繰り出しながら
勢い良くギターをかき鳴らしていました。
その中心でKUMIさんは片腕を上げて中腰で全身からパワーを放出するように歌い、
その姿はYoko Onoを彷彿とさせました。
本当に凄い曲です。
オーディエンスも全員が手を振り上げて一緒に歌い、燃えるような瞬間でした。
僕の中で、震災以降を意識した曲で最もしっくりきていた曲でしたが、ライヴを体感しますます胸に来ました。
一人じゃない。その向こう。

シングルの“Beautiful World”のような穏やかで色彩豊かな曲では、堀江さんのマンドリンと
権藤知彦さんが活躍します。
インプロのように始まっていく展開はライヴの随所で見られましたが、
これもなかなか他のバンドでは味わえないものではないでしょうか。
権藤さんはトランペットやユーフォ二アムといった管楽器とコンピューターを使った打ち込みを巧みに使い、
サウンド面でライヴを彩る欠かせない存在です。

ライヴ中盤、NAOKIさんとカストロさんを残して他のメンバーが舞台袖に去り、
二人のセッションから始まるインストナンバー“green”、そしてイーグルスの“Take it Easy”を
NAOKIさんが歌いました。
まさか歌声を聴けるとは。
オーディエンスに「Easy~♪」と合唱を促し、非常に良い雰囲気でした。
そしてカストロさんはステージ前方にやってきて、KUMIさんも登場し三人で“裸の王様”。
カストロさんのカホンにアコギ、KUMIさんの優しい歌声が合わさり、ライヴハウスの近い距離感もあって
極上の時間となりました。

終盤につれてライヴは加速。
ライヴ映えする“Aha! (All We Want)”で手拍子が綺麗に決まり、“Mind across the universe”は
ストーンズの“悪魔を憐れむ歌”を彷彿とさせるコーラスから始まるアレンジ。
盛り上げに盛り上げ、KUMIさんとカストロさんの横揺れの動きに合わせて会場の動きが一体となりました。

そしてNAOKIさんがギターでコーラスのフレーズをなぞり、オーディエンスに合唱を促し
煽りに煽ってリフを弾き始めた“Everybody needs somebody”。
毎回ライヴのハイライトになる曲です。
高校生の頃、熱心に聴いていたラジオ「ビートルズから始まる。」で誰かがリクエストしたこの曲を聴いて、
僕はデリコを知ったのでした。
その時以上に、最高のロックンロールにしびれまくる今です。

本編ラストはデビュー曲の“LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~”。
中盤でジャムに入り、NAOKIさんがロイ・オービソンの名曲“Oh,Pretty Woman”のリフを弾き始め、
そのまま歌い出しました。
まさかのNAOKIさんヴォーカル二曲目。そしてこの選曲。
再びMoney的リフに戻ってKUMIさんが締めます。
デリコのライヴは本当に凄い。

アンコールは「この日のために」と一言KUMIさんが言って“Last Smile”から。
ギターのアルペジオと堀江さんのキーボード、白根さんのエフェクトのかかったスネアが絡みます。
デリコの切なさ、哀しさ、達観と傍観とに一気に包まれました。

続いて前作から“Shadow behind”“This way”とアッパーなナンバーを二曲続けます。
この辺りももはや定番となってくるのでしょうか。
そして“Freedom”で2時間半に及ぶライヴは終演を迎えます。
何というかスタジアム級の響きを感じました。

良すぎて感動したライヴでした。
デリコをライヴハウスで見たのは初めてだったので、その感激もありました。
デリコ・バンドの凄さと、カストロさんの凄さを間近で体感した、贅沢な一夜でした。

次のアルバムの準備もすでに始めているそうなので、またライヴをやってくれる日もそう遠くはないと
期待することにします。というか、お願いだからまた早くやってください。
IN THIS BEAUTIFUL WORLD、素晴らしい空間でした。

01.Your Song
02.No Reason
03.Free World
04.Shining On
05.Abbot Kinney
06.I saw you in the rainbow
07.It's OK,I'm Alright
08.It's You
09.Beautiful World
10.green
11.Take it Easy
12.裸の王様
13.all over love
14.Calling You
15.Aha! (All We Want)
16.Mind across the universe
17.Everybody needs somebody
18.LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~ - Oh,Pretty Woman
- encore -
19.Last Smile
20.Shadow behind
21.This way
22.Freedom
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by modsmiley | 2013-06-29 02:30 | 音楽