Into Tomorrow

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Paul Weller Japan 2012 -day 1- @Zepp DiverCity

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ポール・ウェラーを特集した主催イヴェントも無事に終わり、
満を持してポール師匠の来日公演初日に行ってきました。

3年ぶりということもあって、僕の中の期待は高まりまくっていました。
しかし今回は日本のメジャーなバンドが前座(対バンという形だそうですが)をすることが後になって発表され、
ポールのファンとしては非難轟々の展開でした。

初日の前座はOKAMOTO’S。定刻に登場です。
正直、前座としては音楽的にも人気の面としても一番妥当と思われるアクトでした。
それどころか、予想を大きく上回る盛り上がり。
OKAMOTO’Sのライヴは今まで何回か見ましたが、この日が一番盛り上がっているように見えました。
コール&レスポンスも、前座ながらもしっかり決まっていました。
期待していた“The Kids Are Alright”もしっかりやってくれました。
腰に来る音で、素晴らしいステージでした。

少しの転換時間のあと、
いよいよポール師匠の登場です。相変わらず登場SEの類はありません(笑)
ギターのSteve Cradock、ベースのAndy Lewis、キーボードのAndy Crofts、ドラムのSteve Pilgrimに
加えて、パーカッションの方がいました。
二列目で見れたので本当に近いです。
ポールは以前より身体が引き締まった分、顔にしわが刻まれて年齢を重ねたのが感じられました。
それでも、ジャケットで決めた姿が物凄くかっこいいです。

「コンニチハ!」と元気よく挨拶し、
テレキャスを指で弾いて始まったのは“Have You Made Up Your Mind”。
僕が最後に見た彼のライヴでも一曲目だった曲でした。
あの時の熱演が蘇り、今こうしてまたライヴが始まったと思うと感激でした。

続いて待ちわびたイントロが炸裂。
“My Ever Changing Moods”、ポールを好きになってからライヴで聴きたいとずっと思っていた曲でした。
ここでスタカンの曲を聴きに来たと思われる、変な大人達が大熱狂していました。
始まる前からフロアの最前付近で酒を飲みまくって下品な話をし、その酔いに任せてといった感じでした。
これは後々まで相当なストレスでした。
僕も盛り上がりましたが、何だか演奏のキレ自体は良くなかったように思えました。

来日ツアーのなかった前作“Wake Up The Nation”の曲や、新作“Sonik Kicks”の曲を中心にライヴは展開していきます。
The GiftのSDX盤のプロモーションかと思わせる“Running On The Spot ”や、テンポを落としたアレンジが意外にハマった“Strange Town”などThe Jamの曲があり、“The Cost Of Loving”に続いてまさかの“Long Hot Summer”というThe Style Councilの曲が挟まれていきました。
まさに宣伝通りのセットリスト。こんなにやって良いのかという感じ。
それは終わった後に違った感情を抱かせるのですが…。

ステージの端にあるエレピの前に座っての“Dragonfly”。
こういうエレクトロな曲があると今までのライヴになかった新鮮味が出て、雰囲気も変わります。
座ったまま、ギターを抱えて本人によるギターソロがありました。
娘さん達(曲の詞に貢献した娘さんはさすがに居なかった)の姿がステージ袖に見えました。
そのまま名曲“You Do Something To Me”の弾き語り。
クラドックのギターソロが冴えます。クラドックはステージドリンクの赤ワインを飲んでから明らかにギターのキレと顔芸が上がっていました。
クラドック、本当に表情豊かで見てるだけで笑ってしまいます。アンディ・ルイスとのコンビが職人的で、
似たような髪型のオジサマ二人が仲良さげに演奏している姿だけで和みます。
その中心に立つ、やたらかっこいいオジサン、それがポール・ウェラーなのです。
ポールのステージドリンクは水でした。前はステージでも酒を飲みっぱなしだったのに、
本当に断酒したのでしょうか。

“Heavy Soul”の重々しいギターで再びエンジンをかけ、ライヴは終盤へ向かっていきます。
The Jamのヒット曲“Start!!”も飛び出し、再び会場もボルテージが上がりました。
始まった時はどうなることかと思ったバンドの演奏も、本調子に戻ったようです。

鳴り止まないウェラーコール(ポールではなくウェラーは初めて聞いたような)に応え、
アンコールです。
ここまで一曲もやらなかった“As Is Now”からブチ上げナンバー“From The Floorboards Up”。
テレキャスを指で弾き、足を上げて頭を振ってポールも絶好調です。
カジノに持ち替えてカッティングを効かせたイントロで始まる“Shout To The Top”。
一番有名かもしれないこの曲、凄い盛り上がりでした。
そして再びエレピの前に座り、手拍子と共に“Broken Stones”で終わりました。

さらにセカンドアンコール。
クラドックがES-335で裏の効いたリフを弾き始め、僕は思わず大声を上げてしまいました。
“Into Tomorrow”
ソウルフルかつcoolに歌い、SGで鋭くカッティングを入れる。
ポールのかっこよさが全て詰まったような曲です。
これ以上ないラストでした。

こうして2時間弱24曲に及ぶ来日公演初日が終了しました。
前座のせいで短くならないよな、という懸念は杞憂となりました。
ボリューム的には満足ですが、ジャムとスタカンで7曲、最近の2枚のアルバムから8曲で、
ソロのクラシックナンバーが少なく感じたのは寂しい気がしました。
我が道を行く武骨なかっこよさというよりは、期待に応えてサービスしてくれたライヴ。
全体としてテンポが遅く、ツアーで成らした張りがある演奏とは遠い感じ。
これは初日だからかもしれないし、セットリストも日々変わるでしょうから、翌日以降に期待です。

正直言って師匠、これじゃあ物足りないぜ!

01.Have You Made Up Your Mind
02.My Ever Changing Moods
03.Friday Street
04.Running On The Spot
05.Wake Up The Nation
06.Fast Car / Slow Traffic
07.That Dangerous Age
08.Strange Town
09.7&3 Is The Strikers Name
10.The Attic
11.The Cost Of Loving
12.Long Hot Summer
13.Pieces Of A Dream
14.Above The Clouds
15.Science
16.Dragonfly
17.You Do Something to Me
18.Heavy Soul
19.Start!!
20.Around The Lake
- encore 1 -
21.From The Floorboards Up
22.Shout To The Top
23.Broken Stones
- encore 2 -
24.Into Tomorrow
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by modsmiley | 2012-10-23 12:53 | 音楽