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FUJI ROCK FESTIVAL’12 - day 3

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ついに三日目、最終日です。
興奮状態だったのか夜はほとんど寝れなかったのですが、11:30からの「ゴジラ・放射能・ヒカシュー」を見るために9:30頃には出発。
苗場に着いて、会場外の物販に並んでみました。
しかし時間がかかりそうだったので、やめて会場に向かいました。
ライヴがあるのはオレンジコートという一番奥にあるステージだったので、移動時間を長めに考えなければなりませんでした。
三日連続で給茶コーナーを利用しつつ。

オレンジコートには時間前に無事到着しました。
ステージにはたくさんの人が演奏する準備がされており、期待も高まりました。
まずはヒカシューの方たちのみで即興音楽のようなオープニングでした。
リーダーの巻上公一さんのテルミン演奏は不思議そのものでした。
手を触れずに演奏できるのですね。
そしてホーン隊などゲストを招いて大所帯化して始まったゴジラ。
お馴染のテーマ曲をたくさん演奏してくれました。
まさか生で聴く日が来るとは、ビデオでゴジラを見ていた時には夢にも思いませんでした。
半日ぶりにキノコホテル支配人のマリアンヌ東雲さんも現れて、ゴジラ対へドラの「かえせ!太陽を」を歌ってくれました。さすがの歌いっぷり。そして美貌。
さらに小美人(僕の世代だとコスモス)の二人が現れて、「モスラの歌」。
歌い終わると「私たちの卵を返してください!」と有名な台詞まで言ってくれました。
続いて小美人はコーラスとアコーディオンになり、ゴジラのメインテーマ。あの鳴き声まで聴こえました。
最後はマリアンヌ様を再び招いて、全員でクラフトワークの“Radio-Activity”
ストップ!と掛け声も入れました。放射能は嫌です。何としても止めなければなりません。

終わると隣のフィールドオブヘヴンに移動し、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団がすぐに始まります。良い流れ。
奇妙さんは名前はよく聞きますが、実際に見たり聴いたりしたことはありませんでした。
ぴったりした白ワイシャツにぴったりしたブルージーンズで、鍛えている感じで肉食モテしそうな人でした。
歌はソウルフル。野外に響き渡る、気持ち良いシャウトを聴かせてくれます。
「サン・トワ・マ・ミー」を歌う姿は忌野清志郎さんのようでした。
バンドのサウンドもソウル・ミュージックのそれで、楽しく気持ち良いです。
「オー・シャンゼリゼ」を合唱したり、軽快なMCを挟んできたり、ライヴの雰囲気もピースフルそのものでした。
これは人気も頷けます。楽しくてかっこいい。
アンコールでは「君が誰かの彼女になりくさっても」という曲を情感たっぷりに歌ってくれました。
ワンダフルボーイズというバンドのカバー曲だそうですね。
もっと聴いていたかったと思うライヴでした。

そのあとはオレンジコートよりさらに奥にあるエリア「カフェ・ド・パリ」に行ってみました。
大きなステージはありませんが、小さなキャバレーめいたテントがあります。
ちょうど中でセクシー美女のポールダンスが始まるところでした。
妖艶でアクロバティックな動きに圧倒されてしまいました。

再びフィールドヘヴンに戻り、カレーを食べつつA 100% SOLARSを眺めます。
ゲストでSalyuさんの歌を聴けて運が良かったなぁと思いつ、アジカンの後藤さんが出てきた辺りでその場を去りました。
グリーンの井上陽水さんが始まるまで時間があったので、一度会場の外を出て再び物販コーナーへ。
さすがにこの時間は空いていました。
しかし売り切れのものが多く、気に入った柄のTシャツをサイズ違いながらも購入。
どうせ家で着るから良いんです。

カフェオレを飲みつつグリーンステージに戻ると、ちょうど井上陽水さんが始まるところでした。
やはり後ろの方では見た気がしない性分なので、前の方へ。
しかしソールドアウトの日曜日のグリーン、物凄い混み具合です。
椅子やビニールシートの間を縫って進みます。あれだけ人がいても場所を取った者勝ちなんですから、変な感じがしました。
これは多くの場所で見受けられましたが、野外だからといってどこでも喫煙して良いってもんじゃないだろうと思いました。「人がいないことを確認してから」と書いたものも見かけましたが、あれだけ人がいたら火を点けるその時はいなくてもすぐに人は来ます。
フジロックは美しいフェスだと聞いていましたが、その点では無法の世界なのかなぁと思いました。

どうにかスペースを見つけ、というかそれ以上前には進めなかったのですが、井上陽水さんの歌を聴きました。
しかし僕は疲れと眠気がピークに来てしまい、かろうじて「少年時代」や「夢の中へ」の時は立ちましたが、大半は座りこんでしまいました。
「最新のリズムの曲をやる」と言って始めたのが「リバーサイドホテル」だったのには面白かったですね。
みんなが求めている曲をやってくれた陽水さん。
全く聴いていない僕でも、知っている曲が多いセットリストでした。
フェスらしいですね。

陽水さんが終わると人の移動があったので、それに乗ってPA前までやってきました。
Jack Whiteの登場です。
その日によって全員男のバンドか女のバンドに決めるそうで、この日は全員が水色の衣装を纏った女性のバンドでした。
それも凄く上手いしパワフルでした。
水色のスーツを着たジャックもキレッキレのパフォーマンスでした。
彼の音楽はちょいちょい聴いていましたが、ストーンズ映画のSHINE A LIGHTのイメージが強すぎて、もっと味のあるブルースな歌やギターをやると勝手に勘違いしていた僕はノリの違いを感じてしまいました。
本当に申し訳ないのですが、この時も眠気で意識は混濁していました。

終わるとそのまま待ってElvis Costello And The Impostersでした。
これまた英国を代表するソングライターのコステロさん。そして前日のスペシャルズのプロデューサーです。
演奏はパンクとかエイトビートのロックといった感じで、予想以上に勢いのあるものでした。
現役バリバリのライヴパフォーマー。
1stアルバムとこじんまりとしたベストしか聴いたことのなかった僕は、もっと静かな大人の音楽といったものを予想していました。
あとアメリカっぽい音だったのもあって、いまいち好みとは違うことがわかりました。

身動きできない状況でしたが、コステロさんが終わるとさらに人が増えました。
あと一時間待ちなんて考えられない状況でしたが、待ちました。
疲れも眠気も限界を超えていた感じでした。
この日は終始一人だったので、こうした待ち時間は辛いものでした。
意外とフジロックって一人で行動している人が少ないので、さびしいものです。
砂糖飴で栄養補給しつつ、どうにか持ちこたえました。

2012年のフジロックの大トリ、Radioheadの登場です。
新しいアルバムの曲から始まりました。
トム・ヨークは日本語を話し、くねくね踊り、思ったより社交的なようです。
ジョニー・グリーンウッドは対照的なcoolさがあります。
音は確かに凄いです。どこまでが打ち込みでどこからが生なのかわからない絶妙なバランス。身の危険を感じるような低音や、回る音など。
こんなライヴ、どうやってするんだろうと思いました。
でも、全然楽しくありませんでした。
周りも楽しそうな人がいませんでした。
伝わってくるものがないのです。
Radioheadには、From The BasementというスタジオライヴのDVDがあります。
当然オーディエンスのないライヴですが、それが成立するバンドなんです。
彼らが部屋の中で緻密に作った音楽を再現する。それを僕らが見ているような感じ。
観客を踊らせたいとか、歌わせたいとか、熱狂させたいとかそういったものは皆無なんだなと思いました。
モッシュピットの中で見れば雰囲気もまた違ったのかもしれません。
あるいは、もっと遠くでゆったり観たら感動できたのかもしれません。
単に僕が疲れすぎていたということもあります。
このバンドに対する謎は一層深まりました。
それでも、好きなIn Rainbowsのアルバムの曲はそれなりに楽しむことができました。
生で聴いてるって凄い。
Radioheadは見てみたかった、体感したかった。しかし、別に好きというわけではないんだと気付きました。
そして、このバンドの魅力は楽しむということとは違うところにあるのだとうっすら思いました。
不思議なことにアンコールがありました。それも二回も。
オーラスは“Paranoid Android”でした。
彼らは僕の心に大きな穴を開けて去っていきました。
つまんなくてわけわかんねえけど凄い二時間だった。

終了後のステージでは、主催のスマッシュの日高さんが出てきて何かを言っていました。
そしてジョン・レノンの“Power To The People”が爆音で流れてきました。
いつもだったら、うおおおおジョン!民衆に力を!人々に勇気を!何て叫びながら一緒に歌うんですが、流れに合わなすぎてそんな気分になれませんでした。

そしてオアシスで一人でご飯を食べました。
食べ終わったころに雨が降りました。三日間全く降らず、出番のなかった合羽を着ました。
雨はすぐに止みました。
そしてまたバスを待って、宿に戻りました。
翌日の朝10時過ぎに宿近くからバスに乗り、16時前には新宿に着きました。
途中、苗場を経由しましたが、終わった会場に土砂降りの雨が降っていました。

三日間フル参加したフジロックが終わりました。
総括するなら、「打ち込みは生音には勝てない」というところでしょうか。
あくまで自分の中ではそういうことなのだと思いました。
打ち込みの四つ打ちより、人間の生の手が作るグルーヴの方が踊れるのです。
そう思った瞬間が何度もありました。

恐らく三日間行くことは当分無いだろうと思っています。
出演アーティスト次第、都合次第ということになるのでしょう。
それだけに今回はとても貴重な機会でした。
80年代の終わりから現在に至るまで、英国音楽の歴史、いわゆるUKロックを作ってきたトップのバンドをヘッドライナーでそれぞれ見れたことは本当に大きなことです。

素晴らしい時を共に過ごせた仲間、そして準備に苦労する僕にアドバイスして下さった方々に感謝したいです。
行けない中、気持ち良く送り出して下さった人達にも。

全てを満喫することができたように思います。
行って本当に良かった。
まるでテレビや雑誌やインターネットの中の話に、何故か自分も混じっているような三日間でした。

フジロック、最高です。

Radiohead@FUJI ROCK FESTIVAL’12
01.Lotus Flower
02.Bloom
03.15 Step
04.Weird Fishes/Arpeggio
05.Kid A
06.Morning Mr Magpie
07.The Gloaming
08.Separator
09.Pyramid Song
10.Nude
11.Staircase
12.There There
13.Karma Police
14.Myxomatosis
15.Feral
16.Idioteque
- encore 1 -
17.Give Up The Ghost
18.You And Whose Army?
19.Planet Telex
20.Everything In Its Right Place
21.Reckoner
- enocore 2 -
22.Bodysnatchers
23.Paranoid Android
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by modsmiley | 2012-08-06 21:56 | 音楽