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Jane Birkin sings Serge Gainsbourg "VIA JAPAN"@東京国際フォーラム ホールC

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ジェーン・バーキンの来日公演へ行ってきました。
震災直後、家族の反対を押し切って緊急来日をしてくれましたが、それに続いて再び来てくれました。
僕はといえばジェーン・バーキンはベストと少しを聴いているレベルで、女優としての彼女は「欲望」で無名時代の姿を見ただけでした。
しかしながら60年代から現在に至るまでファッションアイコンとしての彼女は僕の目にもとても魅力的でした。
今回は元夫のセルジュ・ゲンスブールの曲のみを歌うということで、映画「ゲンスブールと女たち」で彼の音楽と人間としての魅力を感じた僕にとっては是非とも体感したい公演でした。

30分遅れて開演し(当日券の入場者が多かったそうです)、第三ボタンまで開けた白いブラウスと黒い太めのパンツ、スニーカーのジェーンが現れました。
シンプルでかっこいい、ジェーンそのままでした。強いていえばパンツが細ければもっと良かったと思います。

声はCDで聴く声と変わらず、年齢を感じさせないものでした。
線が細く声量もないと想像していましたが、実際にはよく通る声で歌唱力も素晴らしかったです。
「女優が歌う」レベルではなく、それは本物のプロシンガーでした。

スタンドマイクの前で片手をポケットに入れて歌ったり、あるいはハンドマイクでリズムを取りながら歌ったり、ステージの前方に腰掛けて歌ったりと、様々な姿を見せてくれました。
マイクスタンドを自分で移動させて、動くときは常に小走り。
曲の終わりには顔をくしゃくしゃにして笑う。
とてもキュートでした。キュートという言葉はこの人のためにあるのではないでしょうか。
その姿、また笑顔から溢れるパワーはとても輝いていて、見ているだけでこちらも元気になりました。

今回の公演に集められたバックミュージシャンは全員が日本人で、前回の来日の時に緊急に集められたメンバーでした。
ピアノ・バンマスの中島ノブユキさんを中心に、ヴァイオリン、ホーン、ドラムで構成されていました。
リハーサルを相当に重ねただけあって、息もぴったり。
特にバイオリンとホーンの調和がたまらなく良かったです。
日本の一流ミュージシャンの実力を感じました。
ジェーンもとてもバンドを信頼し愛している様子が伝わってきました。

曲の合間には頻繁にセルジュの名を口にし、今も愛していて彼の魅力を伝えたいという想いが溢れているようでした。
この公演を通して聴いてみて、セルジュがいかに優れたソングライターであったかを強く実感しました。

後半では客席に降りてきて、列と列の間を通る場面もありました。
僕の席の方へは来ませんでしたが、一人一人に握手をしたりハグをしたりと、とても温かい時間でした。

プログラム通り21曲を歌い上げ、アンコールでは3曲を歌ってくれました。
体いっぱいに手を振って、“Bless you.”と何度も祈ってくれました。ジェーンの日本への想いが伝わってきて胸が熱くなりました。
とても優しい2時間の公演でした。ジェーン、ありがとう。

01.Requien pour un con - 馬鹿者のためのレクイエム
02.Tombee des nues - トンベ・デ・ニュ
03.Di Doo Dah - ディ・ドゥ・ダー
04.En rire de peur d'etre obligee d'en pleurer - おびえた笑顔
05.Marilou sous la neige - 雪の下のマリルー
06.Amour des feintes - いつわりの愛
07.Le couteau dans le play - プレイ・ナイフ
08.Ballade de Johnny Jane - ジョニー・ジェーンのバラード
09.Con c'est con ces consequences - さよならは早すぎる
10.Classee X - X型クラセックス
11.Ces petits riens - ささいなこと
12.Une chose entre autres - 別離の歌
13.Comic strip - コミック・ストリップ
14.Les amours perdues - 失いし恋
15.Jane B - ジェーンB.私という女
16.Mon amour baiser - キスのテクニック
17.Ah melody - アー!メロディー
18.Fuir le bonheur de peur qu'il ne se sauve - 虹の彼方
19.Haine pour aime - 愛のイニシャル
20.Baby alone in Babylone - バビロンの妖精
21.Les dessous chics - シック
- encore -
22. La chanson de Prévert - プレヴェールに捧ぐ
23. L'aquoiboniste - 無造作紳士
24. La Gadoue - ぬかるみ
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by modsmiley | 2011-11-28 16:59 | 音楽