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SUMMER SONIC 2011

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幕張メッセ、QVCマリンフィールド(この呼び名は慣れないのですが)で行われた都市型ロックフェス「SUMMER SONIC 2011」に行ってきました。
2005年、2008年に続いて三年ぶりの参加でした。

生まれて初めて行ったロックフェスで思い入れもあり、参加した過去二回がいずれも音楽人生に大きく影響を与えるライヴを観たため、今回も楽しみにしていました。

会場に着くとまずはチケットと引き換えにリストバンドをつけてもらいます。
以前はマリンの敷地内に交換所があったのですが、今回は外の歩道に変わっていました。

今回、意識してUKのバンドをチェックしようと決めていた僕はそのままマリンに向かい、そこでの最初のアクトであるUKの若手パンクバンドのSharksを見ました。
元気の良い演奏を繰り広げていましたが、正直に言ってあまり好みではありませんでした。
フェスだとこういうバンドでもスタジアムで演奏でき、貴重な体験なんだろうと思いました。
ジョー・ストラマーに声が似たヴォーカルはパンクバンドをやる運命にあるのでしょうか。

Sharksが終わると、早くも水が撒かれます。水を浴びようと群がる人たちが楽しそうでした。
昼間のマリンはとても暑く、地面からの熱が凄くて待ち時間に座ることもままなりません。

続いてのアクトはONE NIGHT ONLY。こちらも若いUKのバンドです。
心地よいメロディのロックを鳴らしていて、スタジアムの早い時間に聴くには良い音楽だと感じました。
コーラのCM曲で有名な“Can You Feel It”も演奏してくれました。
「ひとつになれ」という日本語詞も聞き取れました。

ONE NIGHT ONLYが終わると食事のために一時離脱をし、再びマリンに戻りViva Brotherを見ました。
今、かなり注目されているUKの新人バンドで、僕の知人友人の間でも話題になっていたので気になっていました。
UKらしいシャツで決めたルックスもよく、女性コーラスがいるのも意外で好感が持てました。
ちょっとひねくれたメロディがあり、ギターの音も含めてこれまで見た3バンドでは一番UKらしさのあるバンドでした。
耳に残る良い曲もあり、そういった曲が今後増えてくればもっとブレイクする気がしました。

終わってメッセに移動します。やはり屋内は涼しいです。
何となくピンクのTシャツが欲しくて、マリン側では売り切れていましたがこちらにはあったので購入。
そうこうしているうちに時間となり、本日の一つのお目当てでもあったMiles Kaneをレインボウ・ステージで観ます。

マイルズはES-335、もう一人のギターはカジノ、ベースもセミアコタイプを使っており、箱物で揃えた弦楽器隊。後ろにはVOXのアンプも見え、出てくる音は予想通りのヴィンテージサウンド。
とりわけベースはウッドベースのような響きを出していました。
ライヴで観るとより感じましたが、モータウン調の曲があったり黒人音楽を通過した感覚はまさにmod。
歌い姿やギターの弾き方、動きがポール・ウェラーに似ていました。
同じUK出身でありながら、先ほどまでのバンドとは明らかに質が異なります。

ジョン・レノンの“Cold Turkey”を彷彿とさせる“Better Left Invisible”で335をフィードバックさせながらライヴを始めると、オーディエンスを躍り踊らせる楽曲を次々に演奏していきました。
恐らく初めて聴いた、観たという方も多かったと思いますが、次々に引き込まれていく様子が感じられました。
ビートルズの“Hey Bulldog”のカバーは今まで見たどのバンドよりキレがよく、完全に心を奪われてしまいました。
“Come Closer”ではオーディエンスを大合唱させ、大盛況のうちにステージは終わりました。
予想を大きく上回るかっこよさのマイルズ・ケイン、あっぱれです。

そして急いでマリンステージに戻ります。
メッセの目の前にあるようで回り道しないといけない構造はこういう時は厄介です。

息を切らして戻ってくると、昼間とは比べ物にならないぐらいのオーディエンスの中で木村カエラさんが歌っていました。
どうにか人の間を通ってPA前のポジションに落ち着きます。次に始まるメイン・アクトを前にもっと前進したい気持ちもありましたが、今回はここで良いと体が(?)判断しました。

6年前、この場所で見たオアシスが僕の人生を大きく変えました。
ノエルは脱退してバンドの名前も変わってしまったけれど、また彼らをこの場所で見れる。
気持ちは高まっていきました。

あの時は定刻から40分待たされましたが、今回は時間通りにリアムが先頭を切って登場しました。
暑い中自らのブランドの宣伝のためかモッズコートを着込んで。
伸ばした髪型もサングラスもジョン・レノンそっくりに決め、6年前よりスリムな体型。恐らくルックスは今まで見た中で一番かっこいいリアムでした。

ノエルがいるはずだった場所にはゲムがいて、アンディはギターになって、若いべーシストがいて。
始まったのは“Four Letter Word”。オーディエンスは凄い興奮です。
しかしそれに反して音が小さい。迫力がない。
リアムの声も何だか張りに欠けている。
出鼻で拍子抜けしてしまいましたが、この点はライヴが進むごとに改善されていったように思います。

“The Roller”で聴かれるゲムのリッケンバッカー330の音は僕の理想とする音で、リアムも丁寧に歌っていて、ゲムとアンディの二人のコーラスも綺麗でした。
このような点はオアシスでは聴けなかったところでした。

“Bring The Light”はライヴ映えのする曲で、こうした性急な曲はバラードが多めに感じたセットの中ではスパイスになっていました。

しかしリアム。かっこいいはかっこいいんですが、オアシスの時に感じた迫力、触れたら殴られそうな恐さ、緊迫感が欠けていました。
自分のバンドという責任とかもあるんでしょうが、荒くれ者感はなく、落ち着いていました。
兄ノエルの存在はやはりリアムにとって大きなものだったと感じました。
あの兄弟の関係がバンドに緊張感を生み魅力あるパフォーマンスを生んでいたんだと。

オアシスのライヴといえば尋常ではないオーディエンスの合唱ですが、今回はそれも無し。
恐らく日本では今後も起こらないような気がしました。
うすうす感じていましたがみんなで歌うタイプの音楽じゃないんです、きっと。
やってる人達はほぼ一緒でもオアシスとBEADY EYEは全く違うバンドでした。

日本のためにカバーした“Across The Universe”を期待するものの、最後は“Son Of The Stage”でした。
こうしたサイケなビート・サウンドはBEADY EYEの真骨頂といえるでしょう。

思うところはあったとしても、やはりリアムが目の前でライヴをしているという興奮は大きく、ゲムの使う三種類のリッケンバッカーに注目したりで、楽しむことができました。

BEADY EYEのステージが終わり、そのままThe Strokesを待ちます。
リアムが最後ではないことに不思議な感覚を持ちながら。

The Strokesはいつか見たいと思いつつ、なかなかそれが叶わなかったバンドでした。
アルバムも前作から5年ぶりのリリースであり、その間の来日も当然無かったためでした。
よく知っているバンドなのに、始まってみるまでわからないところがとても楽しみでした。

薄暗いステージにメンバーが登場します。
ステージは終始暗くメンバーがはっきり肉眼で見えることは少なかったです。
エイトビートのドラムが始まった瞬間に大歓声が上がります。僕も思わず大声を上げてしまいました。
時代を変えた2001年の1stアルバムの一曲目、“Is This It”でした。
あのギターの音色、独特なベースラインもそのままに、ジュリアンのセクシーなヴォーカルが絡んできます。

すぐに“New York City Cops”と続きます。アップテンポの曲にさらにヒートアップ。
最終的には1stの曲を8曲演奏しましたが、何度も聴いて耳に馴染んだ曲が演奏されていくということはひたすら感動でした。
自分はこんなにストロークスが好きだったろうか?と思うほどに。

最新アルバム「Angles」からの“Under Cover Of Darkness”や“Machu Picchu”も違和感なく溶け込み、実にストロークスらしい曲だったことに改めて気付くことにもなりました。

ひたすらストラトでビートを刻み続けるアルバート、手元に集中し続けるリズム隊はストイックさに溢れ、ジュリアンは声や歌い方やぼそぼそと話す感じが危ないけどちょっと憧れちゃうロックスターそのもので、本当に良いバンドだなぁと思いました。

“Reptilia”のブレイク部分では、リヴィエラでカッティングを刻むニックにスポットライトが当たり、それはライヴの奇跡と言える美しさでした。
あまりのかっこよさに怒涛の歓声が上がったあの瞬間は、このSUMMER SONIC 2011のハイライトだと言って良いでしょう。

“Someday”が演奏された時には、ラジオで誰かがリクエストしたこの曲でストロークスの存在を知ったことを思い出しました。
学校がつまらないからこの曲を放送室から大音量で流したその人。
その曲が真にロックンロールだということを今更実感した僕。
とにかく、リクエストしてくれてありがとうと言いたかった。

大好きな“What Ever Happened?”、クラブでよく聴いた“Hard To Explain”、名曲“Last Nite”。
嬉しい曲が次々に演奏されていき、
最後は1stのアルバムを締める曲であった“Take It Or Leave It”でした。
曲が終わるのを待たずに花火が上がり始めびっくりしましたが、これもありなのかなと思いました。
The Strokesが日本のフェスで物凄いライヴをした、特別な一夜を祝福するようでした。

こうして僕のSUMMER SONIC 2011は終わりました。
ベストアクトはやはりThe Strokesでしょうか。(頑張れUK勢!)
過去に行った年にも決して劣ることなく、今年も楽しむことができました。
このペースだと、次に行くのは2014年?(笑)

BEADY EYE@SUMMER SONIC 2011 TOKYO
01.Four Letter Word
02.Beatles And Stones
03.Millionaire
04.The Roller
05.Bring The Light
06.Standing On The Edge Of The Noise
07.Kill For A Dream
08.The Beat Goes On
09.The Ring Circus
10.Man Of Misery
11.The Morning Son
12.Wigwam
13.Sons Of The Stage

The Strokes@SUMMER SONIC 2011 TOKYO
01.Is This It
02.New York City Cops
03.Under Cover Of Darkness
04.The Modern Age
05.Machu Picchu
06.Reptilia
07.Someday
08.Life Is Simple In The Moonlight
09.Alone, Together
10.You Only Live Once
11.What Ever Happened?
12.You’re So Right
13.Under Control
14.Taken For A Fool
15.Hard To Explain
16.Automatic Stop
17.Last Nite
18.Take It Or Leave It
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by modsmiley | 2011-08-22 16:13 | 音楽