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Into Tomorrow

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フロムマンチェスタープレゼンツ「ミルキィズから始まる。」

前回の記事でちょこっと書いた、ミルキィズのライヴで出会ったマンチェスター人の話をしようと思います。
もうあのライヴから一週間経ったんですね。

ライヴ終了後、ライヴハウス内で行われたプチ打ち上げ。
そこには一人の外国人の方が参加していました。英語を話し雰囲気が英国人っぽい(元トルバードルズのマーク・フリス似)気がしたので、どこから来たのか尋ねると、マンチェスターだと彼は答えました。
そこで僕は「マンチェスター?!オエイシス!」と過剰反応し(笑)、彼はスミスのモリッシーと家が近いと言いました。
ジョニー・マーが好きだと僕が言うと、「君の髪型はジョニー・マーに似てるね」と言ってくれました。嬉しかった。

とりあえずそこでの話は一旦終わったんですが、僕は「そうだノエルに会ったことがあるのか聞いてみよう!」とまた馬鹿なことを思いつき、打ち上げ終了間際にまた話しかけに行きました。
すると彼は「今はノエルもリアムもロンドンにいるから会えないんだ」みたいな感じで答えてくれ、昨晩はカラオケに行って“Wonderwall”や“Champagne Supernova”を歌った話をしてくれました。僕も以前オアシスのコピーバンドをやっていた話をしました。

流れ的に会場を出るのが最後の方となり、ミルキィズのみなさんに挨拶をしてから二人で帰りました。
その帰り道で話したことがとても面白い内容でした。

彼はミルキィズのことは知らなかったそうで、今は福岡から日本を旅しているところで、夜は各地の良いライヴハウスを回っているとのことでした。

僕は英国の音楽が大好きで、彼は日本の音楽が大好きだと言いました。
これはとても素晴らしいことだと感じました。
日本のライヴハウス、音楽はどう?と聞くと、「とてもcoolだ、日本の若いバンド(new bandと表現していました)はよく練習しているし意識も高い。イギリスの若いバンドはそうでもない」と答えてくれました。これは意外な答えでした。
そして「日本のバンドがイギリスやアメリカのバンドの真似をしたとしても、それはそのままではなく、日本のサウンドがそこに入るから新しい音楽になる。coolだ。」と言っていました。
正直この話を聞いただけでも僕はこの人と出会えて良かったと思いました。

日本のロック草創期にあった日本語ロック論争やら、よく巷で言われる洋楽のパクリだ、みたいな話の解答が出た気がしました。いや、それとはまた違うのかな。
とにかく、日本の音楽の素晴らしさを英国人の立場から語ってもらったのが本当に嬉しいことでした。

それから彼は日本のギタリストの灰野敬二さんが好きだと言っていました。弾くのはとても難しいがかっこいいと言っていました。
僕は名前しか知りませんでした。やるなぁ。

そんな楽しい話をしているうちに駅の近くまで来ると、驚いたことに彼はホテルを取っておらず、これから探すと言いました。
僕も土地勘もなかったのでわからず、とりあえず一番近くのビジネスホテルの前まで来て、さよならをすることになりました。
お互いのこれからの人生を祝福しあい(彼は僕の家族の幸せも願ってくれた)、
最後に“We are the Milkees!!!”と叫んで別れました。
そう、我々の繋がりはミルキィズ。本当に感謝です。

と、ここまで書いてあれなんですが、僕は英語を話せるとは言えず、彼は日本語を全く話せないという状況で英語で話しました。
・・・よって全ての内容が定かではありません(笑)
ただ、その中で僕は少ない単語で一生懸命に話し、彼も一生懸命にそれを理解し僕がわかりやすいように話してくれたが故に成せたコミュニケーションでした。
お互いに音楽が好きという気持ちがより通じやすくしてくれたのかもしれませんね。

無事にホテルが見つかったと良いなぁ。
そして連絡先かtwitterのアカウントを教えておけば良かった。こういうことをよく忘れてしまうのです。
もしかしたら今頃、東京に来ていたりしてね。
by modsmiley | 2011-03-29 15:57 | 音楽