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湯川潮音 performance 2011 クレッシェンド@渋谷AX

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行ってきました。

湯川潮音さんはどなたかのつぶやきで名前を知って、映画「リンダリンダリンダ」ではっぴいえんどの風来坊を歌う姿にこれは!と思い聴き始めました。
しかしながらCDだと声は綺麗だけどどこか気だるい感じだなぁ、と思いました。

それが一変したのは昨年末に出た新譜、「クレッシェンド」を聴いてから。
タワレコで試聴して衝動買い。殻を破ったような明るく澄んだ歌声、そしてバリエーション豊富な音楽とちょっぴり毒のあるような面白い歌詞にやられてしまいました。

ライヴは二回目で、昨年夏にTokyo Boot Up!という音楽見本市イベントで見ていたのですが、出番が短く内容も物足りなかったので、今回のワンマンでリベンジの想いでした。


渋谷AXの二階席に座り、開演前からゆっくりとしたムードに浸っていると、背中に小さな羽根をつけた潮音さんが登場。
マイクの周りには草花が飾ってあって、いずれもキャラに合っている感じ。
「東京まで飛んできました。遠かった。。」
と微妙なMCも可愛いです。
一人でギター弾き語り「緑のアーチ」からスタート。

二曲目に「Turn!Turn!Turn!」のカヴァーが飛び出し僕は骨抜きにされてしまいました。
この曲といえば、僕の中ではアメリカのバーズではなくて映画Don’t Look Backでタイプライターを打つボブ・ディランの傍らで歌うジョーン・バエズのイメージ。
潮音さんが歌うとまさにそれに近い感じで、とても感激です。

セットリストはクレッシェンド全曲と過去のオリジナル曲、カバー曲も織り交ぜてバランスの良いものだったと思います。

凄く切実な感じ曲で、聴いたことのない曲がとても印象的だったのですが、それはフラワーカンパニーズの「深夜高速」でした。
フラカン、これを機に聴いてみようかなぁ。

過去の曲は少し暗い印象だったのですが、今の潮音さんが歌うとどれも表情豊かでした。
クラシックを歌っていたソプラノがCDでは伝わりにくいのかもしれませんが。

途中からバンドメンバーの方がクレッシェンドして登場していきました。

山本タカシ(G)
鈴木正人(Ba)
エマーソン北村(Key)
千住宗臣(Dr)

こうして文字に起こすとよく見る名前ばかり。どの方も本当に上手い方ばかりでした。
そしてみなさんとても人柄が良さそうで、大変ピースフルでございました。

アルバムのサウンドが素晴らしかっただけに、どう再現するのだろうと楽しみにしていましたが、それ以上の出来だったように思えます。

とりわけ「電話のむこう」はエマーソン北村さんのオルガンを中心にした黒い感じのアンサンブルが絶妙でした。
僕の大好きな「Lover’s Dart」はオーケストラのフレーズも軽やかなオルガンでアレンジされていて、潮音さんの伸びやかな歌声に華を添えていました。

いつもCDで聴きながら思っていたけどやっぱり生で聴く「どうかあしたは」は圧巻で。
あの声で
「どうか どうか あしたは世界中の嫌な人 みんな消えますように」
「あしたもわたしのこんな嫌なとこ 気付かれませんように」
と歌うんだからたまらない。

レディオヘッドのカヴァーである「No Suprises」はカヴァーアルバム「Sweet Children O'Mine」のバージョンよりも原曲に近い印象でした。

途中で出てきたコーラスの方は小学校からの合唱団の友人だそうで、普通に上手かったです。
さらにアンコールでは友人4人を呼んでのアカペラコーラスでした。壮厳な教会音楽の趣さえありました。
みなさん、大学院生だったりOLさんだったりで、とても普通な方々でした。

こんなとこも含めて、潮音さんの魅力はちょっと世間知らずなどこにでもいるお嬢さんな感じにあると思いました。

アンコールラストはフジファブリック山内総一郎さん作曲の「逆上がりの国」。

客電がついても拍手が鳴り止みません。席を立ちかけている人もいましたが、もしかしたら座っていると、、
潮音さんが走って出てきて、アカペラで「The Water is Wide」を歌ってくれました。

潮音さんは感極まっていました。
この光景はなんて素敵なんだろう、と僕は思いました。

心が洗われるような歌声でした。まさに天使。本当に素晴らしかった。
照明やSEなどの演出も良くて、良い意味で非日常の異空間を感じることができました。

来月に自由学園明日館で弾き語りをするそうで、恐らくそれを機にライヴはしばらくやらない様子。
躊躇してしまいチケットを取りませんでしたが、行きたいなぁ。

最後にセットリストです。

01.緑のアーチ
02.Turn!Turn!Turn!
03.風よ吹かないで
04.深夜高速
05.ルビー
06.When She Loved Me
07.ヒーロー
08.ロンリー
09.Lover's Dart
10.電話のむこう
11.どうかあしたは
12.五線紙ソング
13.No Surprises
14.ここから見える丘
15.終わりのない物語
16.ダイス
17.愛に帰ろう
- encore -
18.レクイエム
19.逆上がりの国
- encore 2 -
20.The Water is Wide

僕も公園でオールしたい。
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by modsmiley | 2011-02-14 15:59 | 音楽